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アガベはなぜ高い?レア度から分かる7つの理由

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日本の環境にもよく馴染み、丈夫で育てやすい多肉植物の『アガべ』。近年、国内では流通が少ない珍しい種類も登場しており、1株100万以上と高額で取引されている品種もあります。

本記事では、アガべの高額品種を調査し、なぜ高い価格がつけられているのか7つの理由を探ります。これから育ててみたいと思っている方は、高いアガべを購入する前に一度目を通してくださいね。

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アガべの高額品種を調査

多肉植物であるアガべは、300種類以上あると言われています。中には高額で取引されているレア品種も存在します。

実際にどれくらいの価格で販売されているのか、人気の品種を見ていきましょう。

①『チノチタ』

【価格相場】:767円~135,300円

チノチタはアガべの中でもトップクラスの人気で、放射線状に広がる青白い葉に白い棘が特徴的。直径60cm程度で成長が止まるので、比較的育てやすい品種です。

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チノチタは小さいもので数千円、大きなもので数万円、さらに希少価値の高いものは10万円以上で取引されています。

めりも

マンション住まいの方にも育てやすいコンパクトサイズですよ!

②『アテナータ(アテヌアータ)』

【価格相場】:550円~22,000円

アテナータは、他のアガべのような鋭い棘がない種類で、肉厚でスベスベとした葉と優しい緑色が特徴です。日向を好むアガべが多い中で、アテナータは半日陰~明るい日陰で生育するので、室内でも育てやすい品種です。

楽天市場では550円と手ごろな価格から2万円を超える株もありました。

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③『アメリカーナ』

【価格相場】:583円~27,500円

アメリカーナは青の竜舌蘭とも呼ばれ、アガべの中でも大型の品種で、成長すると高さが1~2m近く伸びます。葉の色がマットな質感で青っぽく、室内のインテリアとしても、地植えでも楽しめる品種です。

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1,000以下で購入できるものもありますよ!

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④『笹の雪』

【価格相場】:3,080円~41,800円

『笹の雪』の減産はメキシコの北部で、ペンキを塗ったような模様が特徴で、趣味家の間では「ペンキ」とも呼ばれています。先端に鋭い棘がある葉を、花のようにロゼット状につける植物で、庭園植物で楽しめる大型ものから室内インテリアとして楽しめる小型ものがあります。

小さな株のものなら、3,000円程度が相場です。

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⑤『パリ―(吉祥天)』

【価格相場】:440円~41,800円

パリーは、青白い綺麗な葉と、赤く鋭いトゲのコントラストが美しい品種です。和名「吉祥天(きっしょうてん/きちじょうてん)」は、仏教の女神で美と幸運を呼ぶと言われています。

4万円を超える品種もあり、価格の幅が広いのが特徴です。

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耐寒性が強いので、東北や中越地域でも越冬可能ですよ

⑥『吉祥冠(きっしょうかん)』

【価格相場】:2,150円~64,800円

『吉祥冠』は、古くから日本で普及しているアガベです。吉祥天(きっしょうてん)の輸入に混ざって渡来したとされています。

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肉厚の青緑がかった歯に明るい班が入り、黒紫色の棘が美しく整った形状のロゼットを作る品種です。中でも黄色っぽい班が入る「スーパークラウン」は、黄覆輪と呼ばれており高い価格で取引されています。

⑦『ハオルチア( 万象錦)』

【価格相場】:550円~56,000円

ハオルチアは、南アフリカが原産地の多肉植物です。葉に透明感のあるものが多く、地面近くに花を広げるロゼット状の見た目が特徴です。

交配も盛んでユニークな見た目のものやバリエーションも豊富なので、ハオルチアコレクターさんもたくさんいます。そのため、気軽に手に入るものから数十万円を超える高級品種まで存在します。

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⑦『ドランゴントゥース』

【価格相場】:5,478円~22,853円

『ドラゴントゥース』は、白っぽい葉色や赤茶色に色づいたトゲトゲが美しいアガべです。ドラゴンのつま先と評された名前の通り、盆栽のような見た目、アート性に優れた特徴は、インテリアとしても部屋によく馴染みます。

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楽天市場では11件のみのヒットなので、希少価値の高い品種と言えるでしょう。

⑧『ピンキー』

【価格相場】:55, 000円~64,800円

アガべの中で最も入手困難な品種と言わエれる『ピンキー』は、世界中の愛好家さんが欲しがる品種のひとつ。アメリカ大陸原産で、メキシコの蒸留酒テキーラの原料としても有名です。

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ピンキーは王妃笹の雪A型 覆輪品種で気品あふれる超レア品種となっており、それに伴い価格も高騰しています

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ここまで高値で取引されていると、アガべだけがなぜ高い価格なのかが気になりますよね。

次章では、アガべになぜ高い価格設定がされているのかについて、詳しく解説しています。

アガべの価格はなぜ高い?7つの理由に迫る

人気のアガべの価格を見てみると、1000円以下で購入できるものもあれば5万円以上する品種もあります。こちらの章では、「アガべの価格がなぜ高いのか」について7つの理由に迫ります。

①増やすのが難しい

(画像引用:yurupu

アガべは種子から育てると成長が非常に遅く、10年以上かけてようやく成熟します。アガべの増やし方は株分けという方法が一般的です。

株分けとは

植物の株から生えてくる子株を切り取って、新しい鉢に植えて育てる方法です。

成長のゆっくりなアガべは、苗を植えてから株分けができるまでに、数年かかることがあります。株分けの時期は「4月〜5月」が一般的です。

この時期以外に株分けをすると、うまく根付かない場合もあります。成長が遅いことや株分けの時期が限られていることで、増やすのが非常に難しく、アガべの価格が高騰する要因となっています。

②輸入費用が高い

アガべの価格がなぜ高いのかというと、原産国からの輸入コストが影響しています。アガべは、

南アフリカ大陸、アメリカ南部、メキシコなど乾燥した場所

に自生しています。

これらの国々から日本にアガべの苗を輸入するには、長距離の輸送費や保管費用など膨大なコストがかかります。また、アガべは免疫の関係で根を切った状態で輸送されるため、その後発根するのは全体の6割にも満たないとされています。

このような輸入費用の高さと発根率の低さにより、アガべの苗の流通量が少なくなり、価格が高騰しているのです。

③希少性が高い

(画像引用:FNNプライムオンライン

アガべの中でも「リュウゼツラン」は、100年に1度しか花を咲かせない希少な植物として知られています。開花には数十年の歳月が必要で、葉の付け根の株の中央から数メートルの茎を伸ばし、黄色の花を咲かせて枯れるという珍しい生態を持っています。

リュウゼツランは、『センチュリープラント』という別名を持ち、この珍しい性質がアガべの高い価格に影響しています。

④レア品種「ピンキー」の存在

(画像引用:PUKUBOOK

レア品種である「ピンキー」の存在も価格を高騰させています。ピンキーは、入手困難なアガべの中でも最高位にあげられるほど、伝説に近い多肉植物です。

真っ白な覆輪(外側の班)と深緑のコントラストが特徴で、世界中の愛好家さんから高い評価を受けています。さらに、生産量が圧倒的に少ないことで育て方の情報が限られており、

  • すぐ枯れてしまった
  • 越冬できなかった

などの失敗談が報告されています。このように需要が高まるレアな品種が存在し、入手が難しくなり価格高騰につながっています。

⑤アガべはコレクターが多い

アガべは、多肉植物の中でも

個性的な「フォルム」
・爪(トゲ)

を持つことから、多くのコレクターに人気があります。近年では、コロナの影響で園芸ブームが広がり、ネット上で気軽にアガべが購入できるため、人気の高まりに拍車をかけています。

アガべは、暑さや寒さにも強く、初心者でも育てやすいことも魅力のひとつ。このため、多くの人が手軽に挑戦できる植物として注目されています。

さらにアガべは300種類以上あり、それぞれが異なる葉の形や色を楽しめるため、コレクターたち興味を引き起こす要因となり、「アガべがなぜ高いのか」に結びついていると言えるでしょう。

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⑥長く楽しめる

アガべは生長が遅いという性質があり、購入したときの美しい姿を長期間に渡り保てるという利点があります。このような性質から、アガべは「資産」としての側面も評価されています。

めりも

地植えにして次の世代に引き継げる利点もあります

取引される高級種は、時代に左右されない確かな価値があるため、富裕層に好まれ長く楽しめる価値のある植物として高い値段で取引されるのです。

⑦オークションで高く売れる

(画像引用:メルカリ

メルカリでは、10万以上するチノチタが販売されています。これにより、1株を高い値段で購入しても、増やして売れば元が取れるというわけです。

一方で、業者が増産や再販目的で高価なアガべを購入し、価格を押し上げているケースもよく見受けられます。しかし、そのような高価格帯のアガべ中には、実際の価値よりも過剰な価格で販売されている場合もあります。

そのため、購入する際には信頼できる販売業者を選ぶことが大切です。

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まとめ

「アガべはなぜ高い?レア度から分かる7つの理由」について解説しました。アガべは多肉植物の中でも希少性が高く、レア品種も存在するため高額で取引される品種もあります。

これに加え、市場の園芸ブームに相まって、高い価格で販売する業者も増えているのも事実。しかし、高額なアガべに手を出す際には注意が必要です。

珍しい品種だからといって、必ずしも価格に見合った価値があるとは限りません。入手困難であることから、100年に1度の奇跡に出会えるかもという気持ちで高いアガべに手を出すのは危険です。

小さいアガべなら500円程度から手に入れられる品種もあるので、小さな株で沢山の種類のアガべを楽しむことも可能です。価格にとらわれ過ぎず、多肉生活を楽しんでくださいね!

ご覧いただきありがとうございます。

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