「手首式血圧計って、寝たまま測ってもいいの?」
「椅子がない場合は、床に座った状態でも大丈夫?」
このように、血圧測定の姿勢について悩む方は少なくありません。
手首式血圧計は、基本的には座った状態での測定が推奨されています。しかし、体調不良などで座るのが難しい場合は、寝たまま測定できるケースもあります。
ただし、測定姿勢によって血圧値は変わりやすいため、「心臓の高さに合わせること」や「毎回なるべく同じ姿勢で測ること」が大切です。
この記事では、各メーカーや医療機関の情報をもとに、以下の内容を解説します。
- 手首式血圧計は寝ながら測れるのか
- 正確な姿勢や注意点
- 椅子がない場合の測り方
- 測るタイミング
血圧計の数値が安定しない方は、今の測定姿勢を見直してみましょう!
この記事では、各メーカーの推奨する測り方をまとめています。
<調査対象メーカー>
- omron
- シチズン
- タニタ
- アイリスオーヤマ
- NISSEI(日本精密測定器)
- ドリテック
【結論】手首式血圧計は寝て測れる機種もある
手首式血圧計は、基本的には「椅子に座った状態」での測定が推奨されています。ただし、体調不良などで座って測ることが難しい場合は、寝たまま測定できる機種もあります。
ここからは、各メーカーや医療機関の見解を見ていきましょう。
オムロン:寝た状態の測定はおすすめしない
オムロンの公式ページでは、以下のように手首式血圧計は座った状態で測定することを推奨しています。(参照:omron)

タニタ:やむを得ない場合は寝て測ることも可能
タニタの手首式血圧計「ES-P412」の取扱説明書では、やむを得ず寝た状態で測定する場合について、以下のように案内しています。(参照:タニタ)

NISSEI:寝たまま測定できる手首式血圧計がある

(参照:日本精密測器)
体調不良などで座って測ることが難しい場合は、寝たまま測定できる手首式血圧計もあります。例えば、NISSEI(日本精密測器)の一部機種では、仰向けでの測定方法について案内されています。
寝たまま測定する場合は、以下のポイントを意識しましょう。
- 手首を心臓の高さに合わせる
- 毎回なるべく同じ姿勢で測る
- 測定する姿勢によって数値が変わることがある
医療機関:体調が悪く座って測るのが難しい場合は問題ない
医療機関の情報を集めたファストドクターのサイトでは、以下にように案内されています。
体調が悪く、座って測ることが難しい場合は、寝たまま血圧測定をしても構わない
(参照:ファストドクター:名倉義人医師)
血圧は寝ながら測ると重力の影響で、足の血液が心臓へ戻るため、高い数値が出やすくなります。一方、立ったままの姿勢では血圧の数値が低く出る傾向があります。

血圧は測る姿勢によって変動しやすいことを覚えておきましょう。
手首血圧計の正しい測り方|測定姿勢のポイント
手首式血圧計は、測定時の姿勢によって数値が変わりやすい傾向です。そのため、正しい姿勢で測ることが大切です。特に「座り方」と「手首の高さ」は、測定値に影響しやすいポイントとされています。
各社が推奨する正しい測り方をご紹介します。
手首式血圧計は椅子に座って測るのが基本

(参照:omron)
手首式血圧計は、手首の高さや姿勢の影響を受けやすいため、背もたれのある椅子に座って測定するのが基本です。オムロンの手首式血圧計では、正確に測定する姿勢として、以下のポイントが紹介されています。
正しい測定姿勢
- 背もたれに軽くもたれ、リラックスした状態で座る
- 足を組まず、両足を床につける
- ひじをテーブルなどに置く
- 手の力を抜き、手のひらを上向きにする
また、測定前は1〜2分ほど安静にしてから測ると、より安定した数値を確認しやすくなります。
関連記事:【血圧計】手首式と上腕式どっちがいい?手首は高く出る?正確性を検証
手首式血圧計は心臓の高さに合わせて測る

(画像引用:楽天)
手首式血圧計は、血圧計の位置によって数値が変動しやすくなります。測定時は手首と心臓を同じ高さに保ちましょう。
測定中に手や腕が動くと数値が上下しやすいので、リラックスした状態で静かに測定することもポイントです。
毎回なるべく同じ姿勢で測ることが大切
血圧は、測定する姿勢や体調によって変動しやすい特徴があります。そのため、ある日は座って測り、別の日は寝ながら測るなど、測定条件が毎回異なると、数値の変化を正しく比較しにくくなります。
家庭で血圧を記録する際は、以下の環境で測定することが大切です。
- 同じ時間帯
- 同じ姿勢
- 同じ環境
手首式血圧計に関するよくある質問
手首式血圧計に関するよくある質問と回答をまとめました。
手首式血圧計は、手首の位置で数値が変わる?
A.手首式血圧計は、測定する位置によって数値が変わりやすい特徴があります。(参照:NISSEI)

特に、手首が心臓より高い位置にあると低めに、低い位置にあると高めに測定される傾向があります。(参照:NISSEI)
測定時は、手首を心臓と同じ高さに保つことが大切です。テーブルやタオル、クッションなどを使い、無理のない姿勢で高さを調整しましょう。
手首式血圧計は床に座って測ってもいい?
手首式血圧計は、基本的には背もたれのある椅子に座って測定することが推奨されています。ただし、椅子がない場合は、床に座って測定しても問題ないとされています。(参照:ファストドクター)
測定時は、以下のような姿勢は控えましょう。
- 正座
- あぐらをかく
このような姿勢で測定すると、お腹や足に圧がかかり、血圧が上がりやすくなります。床に座る場合は、足を伸ばした状態で、壁を背もたれ代わりにしてリラックスした姿勢で測ることがポイントです。
血圧を測ってはいけないタイミングはある?
正確に測定するためには、血圧が変動しやすいタイミングを避けることが大切です。各メーカーでは、以下のような状態での測定は避けるよう案内しています。
- 食後1時間以内
- お酒を飲んだ後
- 喫煙後
- コーヒーや紅茶などカフェインを摂取した後
- 運動直後
- 入浴直後
- 尿意があるとき
これらのタイミングは、一時的に血圧が変動しやすく、普段と異なる数値が出る場合があります。また、毎日の血圧変化を比較しやすくするためにも、なるべく同じ時間帯・同じ条件で測定することが大切です。
手首式血圧計を正確に測るコツは?
手首式血圧計を使用する際は、姿勢だけでなく測定環境にも注意が必要です。
測定時は、以下のポイントを意識しましょう。
- 足を組まずに座る
- 背中と腕を支えた状態で測る
- 毎回同じ手首(右手・左手)で測定する
- 測定中は会話をしない
- 手首カフに触れない
- 指先や体、腕を動かさない
- スマートフォンなど強い電波を発する機器を近づけない
- 室温は20℃前後を目安にする
- 静かな場所でリラックスして測る
- 緊張やストレスが強い状態を避ける
血圧は体調や気温、精神状態によっても左右するため、毎日なるべく同じ条件で測定することが大切です。
まとめ
手首式血圧計は、測定姿勢や手首の位置によって数値が変わりやすい機器です。そのため、正しい姿勢で毎日同じ条件で測ることで、血圧の変化を比較しやすくなります。
なお、手首式血圧計は、上腕式よりも測定姿勢の影響を受けやすいと言われています。上腕式と手首式の違いや正確性について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【血圧計】手首式と上腕式どっちがいい?手首は高く出る?正確性を検証
正しく計測して、健康管理に役立ててくださいね!ご覧いただきありがとうございます。
オムロンでは、正しい手首の位置をお知らせする「測定姿勢ガイド」機能のある手首式血圧計も販売しています。
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