ネイルサロンで失敗した経験はありませんか?
せっかく高いお金を払って施術したのに、仕上がりのイメージが違ったり、すぐに剥がれてきたり…。ネイルサロンで失敗した場合、クレームを入れるべきかどうか悩む人も多いでしょう。
そこで本記事では、
- ひどいネイルサロンの特徴
- クレームの入れ方
- 下手な施術の見分け方
を解説します。ネイルサロンで失敗した経験のある方はもちろん、これからネイルサロンを利用しようと考えている方も、ぜひ参考にしてください。
(トップ画像引用:Nailbook)
ひどいネイルサロンの特徴
失敗事例をもとに、ひどいネイルサロンの特徴を検証します。
失敗事例①ネイルが浮く
(画像引用:ジェルネイルマニア)
ネイルが浮く問題は、ネイルサロンでよく見られる失敗事例です。ジェルネイルやスカルプチュアの場合、通常3週間から1ヶ月ほど持ちます。
しかし、仕上がりから1日や2日で浮いてきたら、クレームを入れたほうがいいでしょう。ネイルが浮いてしまう原因は主に以下の3つの理由が挙げられます。
- 技術者が未熟
- 前準備や塗り方が雑
- 自爪の状態が悪い
技術者が未熟な場合や、スピード重視のサロンでは下手な施術となる可能性が高いので注意が必要です。
失敗事例②パーツが取れた
(画像引用:Nailbook)
パーツが取れることも、ネイルサロンでよくある失敗事例のひとつ。パーツを接着する際に、接着剤が十分に塗られていなかったり、適切な角度で接着できなかったりすると取れやすくなります。
パーツは、その素材や形状によってはしっかりと固定するのが難しい場合も。はじめて行くネイルサロンでは、技術者のレベルが分かりづらいので、大きめパーツは控えた方がいいでしょう。
失敗事例③気泡・ほこりが入る
(画像引用:Ameba)
施術後にネイルに気泡やほこりが入っていたら、すぐにサロンに報告しましょう。サロンの環境が整っていない場合、湿気や温度の影響で気泡やほこりが入ることもあります。
また、ネイルダストが部屋中に散らばっているような不衛生なサロンも要注意です。
失敗事例④怪我・出血
ジェルネイルをする場合、綺麗に仕上げるためにはプレパレーション(前準備)がとても重要です。慣れていない施術者の場合、余分な甘皮やささくれなどをニッパーでカットする時に、皮膚を傷つけてしまう場合があります。
消費者センターでは、『消費者トラブルの事案』が報告されています。
ネイルサロンでジェルネイルをしてもらった後、指先にかゆみを感じました。翌日、指先が腫れあがり、水疱(すいほう)ができて仕事に支障を来しました。今後どうすればよいでしょう?(参照URL)
施術中に痛みを感じたら、必ず施術者にその場で伝えることが大切です。帰宅して怪我の状態が悪くなった場合は、すぐに医療機関を受診してサロンに報告してください。
失敗事例⑤オフする時に自爪を削られた
(画像引用:Unknown Beauty Post)
ジェルネイルをオフする場合、リムーバーが浸透しやすいように、表面のツヤ(トップジェル)がなくなるまでジェルの表面を削ります。しかし、ひどい施術を受けると、自爪まで削られてしまうことも。
Yahoo!知恵袋でもクレーム投稿がいくつかありました。
ジェルネイルの除去に行き、爪をボロボロにされた。(参照URL)
機械でゴリゴリ削られてじわじわ痛み出し、一瞬すごい激痛が走り涙が出そうになりました。(参照URL)
下手なネイルオフで痛んでしまった自爪は、回復するのに相当時間がかかります。しっかりとクレームを入れて、サロン側に対応してもらいましょう。
失敗事例⑥接客態度
基本的に1対1で対応するネイルサロンでは、接客態度のクレームも起こりやすい事案です。
- 態度が無愛想だった
- 言葉遣いがひどい
- 説明が不十分
- 予約が取れていなかった
言葉遣いや態度など個々の施術者に対するクレームだけではなく、運営側の対応に不満をもつ方も。クチコミサイトに匿名でクレームを投稿する方法もありますが、店舗の改善のためにも直接サロンに報告しておきましょう。
失敗事例⑦料金問題
ネイルサロンの料金は、基本的にパーツを追加するごとに料金が加算されるシステムが多く採用されています。キャンペーン料金で予約をしたが、コースの変更やオプションの追加で最終的に料金が高くなるケースもあります。
このようなケースは、お店側の説明不足も考えられますが、料金については了承の上での施術なのでクレーム対象となりにくいのが現状です。しかし、
- 料金表に記載されていない金額を請求された
- パーツを希望していないのに勝手に追加された
このような場合は、お店にクレームを入れ消費者センターに相談することをおすすめします。
クレームの入れ方
こちらの章では、ネイルサロンへのクレームのタイミングや伝え方について解説します。
クレームのタイミング
仕上がりのネイルに失敗が確認された場合、クレームは早めに入れる必要があります。クレームの内容によっては、早めに対応してもらうことで被害を拡大せずに済む場合もあります。
時間が経ってからクレームを入れると、サロン側が状況を把握しきれずに対応が遅くなる可能性があります。
クレームの内容
クレームの内容は、具体的に伝えることが大切です。
- いつ
- どの爪(皮膚)に
- どんな症状が出ているのか
を詳しく伝えましょう。
LINEでお店を登録している方は、問題の箇所を画像で送ってもよいでしょう。
クレームの伝え方
クレームを伝える場合は、以下の点に注意してください。
- 感情的にならない
- 個人を攻撃しない
- 過度な要求をしない
感情的になってクレームをしてしまうと、問題が解決しにくくなります。クレームを伝える時は、冷静かつ丁寧に、具体的な事例をあげて伝えることが大切です。
クレーム例文①
件名:ネイルが浮いてしまったので対応をお願いします
「〇月〇日、貴店でジェルネイルを施術していただきました。しかし、施術から1週間経った頃から、右手人差し指のネイルが浮いてきています。ネイルの再施術についてご対応をお願いします。」
クレーム例文②
件名:施術者の接客態度について
「先日、施術をお願いした際に、施術者〇〇さんの態度が不愛想で不快な思いをしました。言葉遣いが不適切であり、説明が不十分であると感じました。施術自体は満足していますが、接客態度の改善をお願いいたします。」
自分の不注意によるクレームは対象外
ネイルサロンでは、施術ミスによるクレームであれば、再施術や返金などの対応が可能です。(※サロンごとに保証内容や期間が異なります)しかし、自分の不注意の場合は対象外となる場合があります。
- 施術後ネイルをぶつけたり、こすったりして傷つけた場合
- 間違った方法でネイルケアをした場合
また、美容師さんや飲食店など水に触れる機会が多い方や、ホットヨガ、水泳などジェルが浮きやすいスポーツをしている人は要注意。
クレームとなる前に、あらかじめサロンに相談しておくとよいでしょう。
下手な施術の見分け方
ネイルサロンで失敗しないためには、下手な施術を見分ける必要があります。こちらの章では下手なネイリストの見分け方について解説します。
技術的なミス
技術的なミスは、ネイリストの技術不足や経験不足によって生じます。
- 爪の形や長さのバランスが悪い
- ジェルの厚みが均一でない
- デザインが雑
はじめてのお店の場合は、経験豊富なスタッフを指名すると失敗を防げます。ひどいネイルを避けるには、予約前にスタッフ情報からネイリスト歴や得意なデザインなどを確認しておくと安心です。
個人経営のお店は要注意
店舗型のネイルサロンでは複数のネイリストが在籍しており、一定以上の技術や知識を身に着けているネイリストが揃っています。また、研修などを導入し、流行りのデザインやトレンドを習得する機会を設け、ネイリストの技術向上に力を入れるサロンも多い傾向です。
しかし、個人経営のネイルサロンでは、ネイリストが1人で経営している場合が多く、経験や技術の差が大きい傾向にあります。個人経営のサロンでもサービスが充実しているところはたくさんあるので、クチコミや評判など事前にしっかりと情報収集して、自分に合ったサロンを見つけましょう。
低価格コースは研修生も多い
凝ったデザインやパーツが多い高いスキルが必要なネイルは、低予算ではできません。低価格コースの場合は、ネイリストの資格を取得したばかりのスタッフが多い可能性もあります。
そのため、できるだけ予算を抑えて施術してもらいたい場合は、シンプルな仕上がりを意識しましょう。
- ワントーンカラーにする
- オプションパーツはつけない
- デザインにこだわらない
スピード重視のサロン
低価格なので筆者もよく通っていました
流れ作業のように施術を行うスピード重視のサロンでは、施術時間が短い分、丁寧さに欠ける可能性があります。忙しい方や、会社帰りにパパっと施術してもらいたい人に向いていますが、仕上がりに納得できないリスクがあることも念頭に入れておきましょう。
まとめ
「ひどいネイルサロンで失敗!クレームの入れ方と下手な施術の見分け方」について解説しました。ネイルサロンで施術してもらうネイルは、美しい仕上がりと長持ちが魅力です。
しかし、下手な施術を受けるとせっかくお金をかけて施術しても、満足のいく仕上がりにならないかもしれません。ひどいネイルサロンでの失敗事例や下手な施術の見分け方について知っておけば、失敗を防ぐことに繋がります。
きれいなジェルネイルを保つためにも、自爪のケアを忘れずに素敵なネイルを楽しんでくださいね!ご覧いただきありがとうございます。