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ハードコンタクトは時代遅れ?危険性・寿命・メリットを解説

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今や国民の10人に1人がコンタクトレンズを利用していると言われています。一昔前までは、「コンタクトレンズ=ハードコンタクト一択」というようにハードコンタクトが主流の時代もありました。

SNS上では『時代遅れ』といった情報もちらほら見受けられます。この記事では、ハードコンタクトが時代遅れといわれる理由や、その危険性・寿命・メリットに迫ります。

  • そろそろハードからソフトに変えてみようかな
  • はじめてだけどどっちを選んだらいい?

と考えている方は、参考にしてください。

めりも

20年のハードコンタクト生活からソフトに切り替えた筆者が、分かりやすく解説します。

ハードコンタクトは時代遅れ?

ハードコンタクトは時代遅れといわれる説を、SNSにて調査しました。

SNSを調査

最近はハードコンタクト扱ってる眼科って少ないのね、時代遅れなのかしら(X

最近ハードコンタクトしてる人少ないよね。てかいるの?」って言われて。わたしは10年くらいハード愛用してるんだけど時代遅れか?(X

先日友達に「ハードレンズなんて時代遅れよね」って言われて少しショックを受けたX

ハードコンタクトは時代遅れ的なこと言われたのだけど!(笑)10年ぶりにソフトコンタクトに舞い戻ってきた。そうか…今はソフトも手入れが楽なのだな…(X

めりも

筆者も15年ぶりの同窓会で、「まだハードなの?」と言われたのを覚えています。

SNS上では、ハードコンタクトをしている人が少ない、今はソフトの方が楽という声や、そもそも眼科でハードコンタクトを扱っていないという報告も。次章では、これらの声に隠された「ハードコンタクトが時代遅れ」と言われる理由に迫ります。

ハードコンタクトが時代遅れといわれる3つの理由

ハードコンタクトが時代遅れといわれる3つの理由を解説します。

①国内市場のほとんどがハードコンタクト

ハードコンタクトが時代遅れと言われる理由は、コンタクトの歴史を辿ると分かります。日本市場に初めてハードコンタクトが導入されたのが1950年代

その後、ボシュロム社がソフトレンズを開発したことで欧米諸国ではソフトコンタクトレンズが主流になりました。しかし、日本では使い捨てコンタクトが登場する90年代まで、『長く使える』ハードコンタクトが選択されていました。

しかし、現代では、手軽さや価格面からも多くの若者がソフトコンタクトを好む傾向があり、ハードコンタクトは時代遅れという印象を持たれていると考えられます。

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②高年代層の使用率が高い

日本トレンドリサーチの調査によれば、コンタクトレンズの利用者のうち77.3%がソフトレンズを使用し、約2割の人がハードコンタクトという結果です。

(画像引用:PRTIMES

さらに、年齢別の調査では、若年層では1日使い捨てレンズが主流である一方、年齢が上がるにつれてハードコンタクトレンズの使用率が高いことも報告されています。(参照:GfKジャパ調べ

高年代層が好んでハードコンタクトを選ぶ一因として、新しいソフトレンズへの適応が難しく、慣れ親しんだハードコンタクトを選択し続けている可能性が考えられます。

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③ハードコンタクトが安全という風潮

一昔前までは、ハードコンタクトが安全だという風潮が広まっていました。当時、ハードコンタクトは、

  • 眼に傷がつきにくい
  • 酸素透過性が高い

といった理由から、眼科医の中には眼の健康上、ソフトコンタクトよりもハードコンタクトが優れていると考える人も多かったのも事実です。その結果、ハードコンタクトを推奨する傾向が見られました。

また、当時のソフトコンタクトは煮沸消毒が一般的であり、手入れ面や劣化のリスクの少ない「ハード派」が多く存在していました。しかし、現代では進化したソフトコンタクトと比較され、古臭いイメージを持たれているようです。

ハードコンタクトの危険性

近年では、はじめての方には1日使い捨てのソフトコンタクトを推奨する眼科も多く、ハードコンタクトの処方自体を行っていないクリニックも存在します。

<クリニック例>

当院では使い捨てのソフトコンタクトレンズのみ取り扱っております。(品川イーストクリニック

当院では、ソフトコンタクトレンズのみ、処方・販売しています。ハードコンタクトレンズは、取り扱っておりません。
若葉・さくらいクリニック

こちらの章では、ハードコンタクトの危険性について解説します。

眼瞼下垂の危険性

長期間のハードコンタクトレンズの使用は、眼瞼下垂(がんけんかすい)の危険性が高まります。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上眼瞼(上のまぶた)が下がってくる状態のことです。それにより上方の視野が狭く感じられたり、外見が悪くなったりする不都合が生じます。

(画像引用:新聞

人は1日に2万回以上まばたきをすると言われています。ハードコンタクトレンズが眼瞼下垂を生じさせる原因は、角膜状に装着されたコンタクトレンズとまばたきによる瞼の上下運動により、摩擦が生じるためと言われています。

さらに、ハードコンタクトを入れている人は、出し入れの時に瞼の上をひねり、触ることが多いので、瞼の筋肉が弱まって眼瞼下垂が起こりやすい傾向です。ハードコンタクトの人は、使用していない人よりも約20倍もの高い確率で『眼瞼下垂』になりやすいという報告もあります。

そのため、以下のような症状がある方は注意が必要です。

  • 視野が狭く感じる
  • まぶたが重い
  • 二重の幅が狭くなった
  • 額のしわが目立つ
  • いつも眠たそうに見える

角膜の病気

ハードコンタクトの危険性は、眼瞼下垂だけではありません。誤った使用方法を続けていると、さまざまな危険を伴います。

誤った使用方法

  • 長時間の使用
  • レンズをつけたまま眠る
  • 洗浄が不十分
  • レンズケースが汚い

上記のような使い方を続けていると、目の痛みや充血、かすみ、異物感、目ヤニなどのトラブルにつながります。具体的な眼障害としては、以下の危険性があります。

症状が重く治療が遅れると、重篤な視力障害を引き起こし失明することもあります。このような合併症を防ぐためにも、メガネの併用をおすすめします。

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体の不調

ハードコンタクトの間違った使用方法は、体の不調につながります。体の不調は、ハードコンタクトに限らず、どのコンタクトレンズでも起こりえます。

例えば、度数が合わないコンタクトの場合、目を酷使してしまい頭痛や肩こりを引き起こす可能性も。そのため、長く使用できるハードコンタクトであっても、定期的に眼科を受診することが大切です。

ハードコンタクトの定期健診の頻度

コンタクトレンズは、重大な障害を引き起こすこともありうる高度管理医療機器です。

高度管理医療機器とは?

高度管理医療機器とは、副作用や機能に不具合が生じた場合、人の生命・健康に重大な影響を与えると考えられる医療機器です。

自覚症状がなくても目に小さな傷が付いている場合や、コンタクトレンズの汚れにより眼病を招くリスクがあります。受診の目安は、

3ヵ月に1回

がいいでしょう。(※終日装用の場合)

ハードコンタクトの寿命

ハードコンタクトレンズの寿命は、

2~3年

です。しかし、ネット上にはハードコンタクトの寿命を知らずに、長期間使い続けている方もいました。

この前5年物のハードコンタクトが割れたので眼科へ。そしたらドライアイだの結膜炎気味だのって…点眼薬でしばし治療中。(X

5年ぶりにコンタクトを買い換える見えにくくなってきて度が変わったのかな?と思ったけど、ハードコンタクトの寿命は2〜3年らしく、ひどく汚れていただけだった。メンテナンスは大事だな。(X

最近のハードコンタクトレンズは、酸素透過性が高く目の負担が少なくなっています。その代わり、汚れやすく寿命が短いといった欠点もあります

ハードコンタクトは3年を過ぎると酸素透過率が下がり、汚れも蓄積されるので2~3年が寿命の目安となります。長く使ったレンズには、細かい傷や汚れがたくさんついており、そのまま使い続けると、眼のトラブルに繋がるのでレンズは定期的に交換しましょう!

めりも

定額型のメルスプランでは、目の健康を考えて1年ごとに新しいレンズに交換できます。

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ハードコンタクトのメリット・デメリット

ハードコンタクトを選ぶメリットやデメリットについて解説します。

ハードコンタクトのメリット

  • 酸素供給量が多い
  • 角膜障害が早期発見できる
  • 乱視矯正ができる
  • 取り扱いがしやすい

ハードコンタクトはソフトコンタクトと比較して、耐久性が高く、酸素供給量も多い点が魅力です。また、レンズが硬い素材でできているため、目にゴミが入ったときに気が付きやすく、角膜障害が早期に発見できるといったメリットもあります。

また、ハードレンズは変形しにくく光学性能に優れているため、乱視矯正にも適しています。

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ハードコンタクトのデメリット

ハードコンタクトのデメリットは以下の通りです。

  • レンズが小さく、装着時に落としやすい
  • 初期費用がソフトコンタクトより高め
  • なくした時に替えがきかない
  • 異物感がある
  • 激しい運動には向かない

ハードコンタクトは、小さくて硬いレンズのため、はじめての方には眼に違和感を覚えやすく、慣れるまでに1~2週間の時間がかかります

コンタクトレンズの相場

ソフトコンタクト市場は、1Dayの使い捨てや2week。1か月の長期型タイプなど種類が豊富です。

【コンタクトレンズの相場価格】

コンタクトレンズの種類相場(両眼)
ハードコンタクトレンズ約8,000円
ワンデー使い捨てタイプ(1か月)約4,000円
2weekタイプ約2,600円
マンスリータイプ約2,000円

ハードレンズの場合、商品1つあたりの費用は両眼約8,000円と高めです。そのため、ユーザーがコンタクトをなくしてしまった場合、ソフトコンタクトのように簡単に補充することが難しく、替えが効かないといったデメリットが生じます。

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また、ハードコンタクトは、ずれやすく外れやすいので、激しいスポーツをする人には向きません。はじめてコンタクトの購入を考えている方やスポーツをしている方は、水分を含んだやわらかいソフトコンタクトがおすすめです。

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まとめ

ハードコンタクトは時代遅れ?危険性・寿命・メリットを解説しました。一般的に長期間使用可能とされるハードコンタクトも、「2〜3年」が寿命の目安です。

しかし、ハードコンタクトの長期使用は、眼瞼下垂の危険性もあります。私自身も20年のハードコンタクト生活から、「2weekソフトコンタクト+メガネ併用」に切り替え、快適なコンタクト生活を実感しています。

この記事を参考に、ご自身の生活スタイルや環境に合わせて、新しいコンタクトレンズ生活をお楽しみください。ご覧いただきありがとうございます。

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