暮らしの豆知識

桔梗の名前はタブー?怖い花言葉や別名・青色の魅力を探る

※当ページはプロモーションを含みます。

アイキャッチ

桔梗(ききょう)は6月から秋まで楽しめるお花で、日本でも古くから親しまれています。白色や青色の凛とした清楚なお花のイメージから、女の子の名付けに考えている方もいるのではないでしょうか?

「桔梗」の意味を調べていると、「花言葉が怖い」「名付けに使うのはタブー」という噂もあります。

お子さんの名前に「桔梗」の文字を使うなら、植物の由来や花言葉を知っておくと名付けの際にもとても役立ちます。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

この記事で分かること

  • 桔梗の別名・名前の由来
  • 「白色・青色・ピンク」色別の花言葉
  • 桔梗に怖い意味はあるの?
  • 桔梗が名付けにタブーと言われる理由
  • 「桔」を使った【男女別】おすすめの名前

「桔梗」の名付けはタブーなのか?

「桔梗」の花言葉や由来には怖い意味がないことが分かりました。「桔梗」という名前を名付けに使いたいというパパ、ママさんもいますよね。

ネットにはいくつか質問が寄せられていました

名付けの投稿

「ききょう」という名前を子供につけたい(参照:掲示板ミクル

女の子に付ける名前で「桔梗」って変ですか?(参照:Yahoo!知恵袋

人の名前で「桔梗(ききょう)」ってどういう印象でしょうか?(参照:Yahoo!知恵袋

男の子の名前について。私達夫婦には桔梗の花にちょっとした思い出があり、桔梗の花にちなんだ名前を付けようと考えています。(参照:Yahoo!知恵袋

「桔梗」の名前は縁起が悪いという理由で、タブー視されることもあるようです。こちらでは、タブーと言われる理由を解説します。

タブーと言われる理由①発音しづらい

き」が連続することから、発音しづら名付けには向かないと考えられています。

小さいうちは「きっちゃん」「ききちゃん」など可愛いあだ名をつけて呼べるので、発音のしづらさはそこまで心配ないでしょう。

タブーと言われる理由②同じ名前の名字が存在する

(画像引用:名前由来ネット

「桔梗」は、同じ漢字、同じ読み方をする名字が存在するため、混乱を招くことはあるかもしれません。

タブーと言われる理由③変わった名前と思われる

植物の「桔梗」を知らない人からすれば、「変わった名前」と思う人もいるでしょう。

めりも

「桔梗」を知らない人には、桔梗の素敵な花言葉を伝えてあげましょう!

「変わった名前」=「タブー」ではないので、心配ありません。

タブーと言われる理由④字画が多くて覚えられない

「桔梗」は小学校で習う漢字ではないため、字画が多く難しいと感じる場合もあります。直近のランキングを見ると、「葵」「凛」など難しい漢字の名前もランクインしています。

2022年女の子名前ランキング

1位:陽葵(ひまり)
2位:凛(りん)
3位:結菜(ゆいな)
4位:芽依(めい)
5位:詩(うた)
(参照:たまひよ「2022年女の子赤ちゃんの名前ランキング」

「桔梗」の漢字は、「木」「吉」「更」と単体で見ればそれほど難解な漢字ではありません。

Anazonで「赤ちゃんの名付け本」売れ筋ランキングを見てみる>>

タブーと言われる理由⑤一発で読めない

「桔梗」を知らない人からは一発で読んでもらえないため、名付けにためらう人もいるでしょう。キラキラネームと呼ばれる名前は、当て字の名前がほとんどですよね。

そのため、一発で読んでもらえない名前は、「桔梗」ちゃん以外にも多く存在します。

めりも

筆者の子どもは高校生になりますが、女子だけではなく男子の名前も初見ではほとんど読めません。

「桔梗は」当て字ではなく、正式な植物の名前なので自信を持ってお名前に使用できますよ。

タブーと言われる理由⑥犬夜叉のイメージ

(画像引用:犬夜叉

マンガ好きならご存知かもしれませんが、「桔梗」と聞くと犬夜叉の登場人物が頭に浮かぶ人もいますよね。「桔梗」は殺されて、土で出来た身体でよみがえった巫女として作品に登場するため、タブー視する声があがっているのかもしれません

Amazonで「犬夜叉」を見てみる>>

桔梗の名前はタブーではない!

ここまでは「桔梗」がタブーと言われる理由を6つほど解説しましたが、タブー視する理由には明確な根拠はありません。「桔梗」という名前は、レトロブームもあり古風で奥ゆかしい名前の候補としても最適です。

また、「吉」が「更に」といった意味で縁起がいいとも言われています。そこまで世間のイメージや噂に左右される心配はないでしょう。

桔梗の花言葉は怖いのか?

桔梗の全般的な花言葉は、以下のとおりです。

「永遠の愛」「変わらぬ愛」
「誠実」「気品」

美しく気高い花のイメージ通りの花言葉ですね。しかし、ピンク色には少しマイナスイメージの花言葉があります。

さらに、白色や青色など、色によって花言葉も異なります。こちらの章では、色別の花言葉を解説します。

【ピンク色】桔梗の花言葉:薄幸

(画像引用:Love Green

ピンク色の桔梗は、

「薄幸(はっこう)」

の花言葉があります。

薄幸とは?

※薄幸とは、「幸せに恵まれない、不運、不幸せ」を表します。

一見可愛らしいピンク色の桔梗ですが、ネガティブな花言葉を持つため、贈り物には避けた方がいいでしょう。

Amazonで「花言葉の書籍」を探す>>

【白色】桔梗の花言葉:清楚・従順

白色には、清潔感がありクリーンなイメージがありますよね。白い桔梗の花は、その佇まいから

「清楚」「従順」

という花言葉があります。

【青色】【紫色】桔梗の花言葉:誠実・気品

青色・紫色の桔梗の花言葉は、

「誠実」「気品」

青色は空と海を包み込む雄大さがあり、平和の象徴として国際連合のシンボルカラーにも使用される色。

水や風を連想させる青色は、澄んだ様子から誠実、自由などポジティブな印象を与えるため名付けの理由にも結びつくお色です。

桔梗に怖い意味はないが、毒や怖い逸話がある

ここまでは、桔梗の別名、名前の由来、色別の花言葉について解説しました。ピンク色の桔梗にはマイナスイメージを持つ花言葉はありますが、桔梗全体の花言葉には怖い意味はありません。

実は、毒や怖い逸話も存在します。

毒がある

(画像引用:ツムラ

桔梗は「桔梗根」の名で古くから生薬として利用され、鎮咳・去痰・排膿の作用があり、山菜として食用されることもあります。しかし、桔梗の根には有毒成分である「キキョウサポニン」が含まれているため、中毒を起こす危険性も。

そのため、「怖い」植物であると噂が広がっていると考えられます。

桔梗の逸話

桔梗にはさまざまな逸話があり、その逸話の内容から怖いイメージを持つ人がいるようです。

逸話①

明智光秀の家紋が桔梗紋だったため、裏切り者の家紋として妬み嫌われた説。織田家子孫では桔梗紋を飾ることが禁止されているのだとか。

逸話②

平将門の愛人と言われる女性の名前は「桔梗姫」と呼ばれていた。桔梗姫が亡くなった地域では「桔梗を植えてはいけない」と言われている。

逸話③

戦に出た夫を10年待ち続けた若い娘の名前が「桔梗」だった、そしてその娘の家紋が「桔梗だった」説

逸話④

遠く離れた戦場へ旅立つ恋人の無事を祈り一生待ち続けた若い娘が、最終的に亡くなってしまった

逸話⑤

戦から帰ってくる夫を迎えるため宴の準備をして待っていた妻。その宴が他の男性との結婚を表すものだと勘違いされ、妻は自ら命を絶ち、夫も後を追って亡くなった説。

このように、ネット上にはさまざまな逸話が存在します。しかし、これらの逸話は、あくまでも昔の言い伝えのひとつであり、決して「桔梗」=「怖い」イメージに結びつくものではありません。

「主人の帰りを待つ大和撫子」の印象から、「清楚」「永遠の愛」といった素敵な花言葉が生まれたと考えれば、付けにも心配なく使用できる名前です。

「桔梗」の基本情報

和名桔梗(ききょう)
科・属キキョウ科・キキョウ属
形態多年草
英名Balloon flower
原産地日本・中国・東南アジア
花色白・ピンク・青・紫
開花期6月~10月

桔梗は、古くから日本で愛され家紋や浴衣、風呂敷の柄など文化に深く浸透している素敵なお花です。まっすぐに伸びる茎は高さ10cm〜1mを超すものもあり、6月〜10月にかけて先端近くに星のような可愛らしい形のお花を咲かせます。

桔梗の種類

現在市場に出回っている桔梗は、江戸時代から園芸用に改良されているもの。野生の桔梗は近年個体数が減少しており、絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。

名前の由来

桔梗の語源は、薬草としての漢名「桔梗」を音読みした「キチコウ」が変化して「キキョウ」と呼ばれるようになったと言い伝えられています。

(画像引用:Traditional colors of Japan

青みがかった紫色は「桔梗色(ききょういろ)」とも呼ばれ、平安時代から愛されていた色名です。

桔梗の別名

めりも

桔梗に別名があるのを知っていますか?

「桔梗」には、「オカトトキ(岡止々岐)」という別名があります。さらに、

「アリノヒフキ(蟻の火吹き)

といったちょっと怖い別名も。

蟻がキキョウの花弁を咬むと、蟻の口から出たギ酸が出て花弁の色素であるアントシアニンを赤く染めます。そのため蟻が火を噴いたように見えることから、平安時代に「ありのひふき」と別名で呼ばれていたのだとか。

秋の七草のひとつ

桔梗は、万葉集にある山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に登場する「秋の七草」のひとつに数えられ、古くから秋を代表するお花です。

万葉集の和歌

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花

【秋の七草】

  • 女郎花(オミナエシ)
  • 薄(ススキ)
  • 桔梗(キキョウ)
  • 撫子(ナデシコ)
  • 藤袴(フジバカマ)
  • 葛(クズ)
  • 萩(ハギ)
めりも

頭文字をとって「おすきなふくは(お好きな服は)」という覚え方があるそうですよ!

桔梗の名前に込められる願い・おすすめの名前

桔梗の名前に込められる願いや、男の子、女の子におすすめの名前をご紹介します。

桔梗に込められる願い

『清楚で芯の強さを持った人に成長することを願って』
『品があり凛とした美しい女性に』
『誠実で人から信頼される人になりますように』
『裏表のない誠実な人になって欲しい』

「桔梗」には、このような素敵な願いが込められます。

「桔」を使ったおすすめの名前

「桔梗」とそのまま読ませても可愛い名前ですが、「桔」の漢字を使った可愛らしい名前をご紹介します。

「桔」を使った女の子の名前

【女の子】
桔依(きい)
桔乃(きの)
桔果(きっか)
桔花(きっか)
咲桔(さき)
瑞桔(みずき)
桔良花(きよか)
美桔(みき)

花、咲など植物を連想する漢字との相性もいいですし、色々な組み合わせで素敵な名前に変身できます。

「桔」を使った男の子の名前

俳優の「椎名桔平」さんも素敵な名前ですよね。「桔」を使った男の子の名前もバリエーション豊富です。

【男の子】
和桔(かずき)
蒼桔(あいき)
桔咲(きさき)
桔星(きせい)
桔汰(きった)
桔馬(きつま)
椿桔(つばき)
優桔(ゆうき)

まとめ

「桔梗の花言葉は怖い?別名や青色もある?子の名前にはタブーなの?」というテーマについて解説しました。「桔梗」には、「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「気品」といった素敵な花言葉があります。

白色、青色、ピンクと色別にさまざまな花言葉があり、可愛らしいピンク色には「薄幸」というネガティブな花言葉を持つ種類も。贈り物としてピンク色の桔梗はタブーかもしれませんが、花言葉に怖い意味はなくお子さまの名付けにもおすすめです。

伝説的な逸話や「蟻の火吹き(アリノヒフキ)」といった別名など、名前や由来も奥深く興味を持ってもらいやすい漢字です。桔梗の名前をつけようかなと考えているなら、桔梗を育ててみてもいいですね!

ご覧いただきありがとうございます。

こちらの記事も読まれています

  1. マタニティマークはむかつく?嫌がらせ事件が多く不妊の女性に失礼?
  2. 無痛分娩はむかつく・ずるいの声。赤ちゃん苦しいのは本当?
  3. ワンオペ育児の勘違はうざい!?夫の気持ちに迫る
  4. 「葵」を名前に使うのは良くないって本当?名付けの疑問を解決します!
  5. 「智」の名前はよくないって本当?5つの理由と対処法
  6. 【名付け調査】柚の名付けによくない意味があるのかを検証します!
  7. 桔梗の花言葉は怖い?別名や青色もある?子の名前にはタブーなの?
  8. 「玖」の名前は良くない?読み方や意味を踏まえ名付けのポイント
  9. ひまりの名前はなぜ人気か分からない:後悔やいな人の声を集めてみた
関連記事

-暮らしの豆知識