可愛らしい黄色いボンボンの花を咲かせるミモザは、庭木としても人気があります。ハーバリウムやミモザリースなど可愛らしい商品も多く、お部屋に飾りたいという方もいますよね?
しかし、黄色い花には怖い花言葉が多いのです!
『黄色いバラ』…愛情の薄らぎ
『黄色いユリ』…憎悪
もしかしてミモザにも怖い意味があるのでは?と不安になりますよね?そこで今回は、「ミモザの花言葉には怖い意味はあるの?植えてはいけないの?」について、詳しく解説します。
ミモザの豆知識をたっぷり詰め込んだ記事になっているので、この記事を読めばきっとミモザの花を飾りたくなりますよ。
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ミモザの基本情報
「ミモザ」とは、アカシア属の植物を指す総称です。2月の寒い時期に、黄色いふわふわと風になびく小さなお花を咲かせます。
科・属名 | マメ科アカシア属 |
別名 | ミモザ ミモザアカシア 銀葉アカシア(ギンヨウアカシア) ハナアカシア |
和名 | 房(ふさ)アカシア |
原産地 | オーストラリア・タスマニア |
出回り期 | 11~3月 |
開花期 | 2~3月 |
花色 | 黄、オレンジ、白 |
花もち | 1週間 |
用途 | 切り花、庭木、鉢植え |
旬の時期 | 早春 |
アカシアの種類・地域
アカシア属は約600種類あり、熱帯から温帯地域にかけて生息しています。ミモザと聞くとイタリアやフランスといったヨーロッパのイメージが強いですが、実は南半球の植物で特にオーストラリアやアフリカに多く分布しています。
日本では冬に霜の降りない温暖な地域で生産され、関東以北では育たないとされています。
切り花として売られている「ミモザ」の種類は?
日本に切り花として売られている「ミモザ」の種類を紹介します。
ギンヨウアカシア
ギンヨウアカシアは、その名の通り葉は美しい銀色(シルバーリーフ)を帯びているのが特徴です。日本で売られているほとんどの「ミモザ」が、こちらのギンヨウアカシアになります。
フサアカシア
ギンヨウアカシアよりくっきりとした緑色の葉が特徴で、ドライフラワーにすると葉と黄色の花のコントラストが楽しめます。フサアカシアの花は、香りが良く香水の原料としても利用されています。
パールアカシア
パールアカシアは、パール(真珠)のような丸い形をしたシルバーリーフが特徴です。アカシア属には珍しく、寒さに強く比較的育てやすいと言われています。
誕生花
ミモザは、2月14日と4月9日の誕生花です。
バレンタインデーの誕生花とは、ロマンティックですね。
「ミモザ」の花名の由来
葉っぱを触ると葉が閉じてお辞儀をする「オジギソウ」をご存知ですか?実は「ミモザ」は本来、「オジギソウ」を指す植物名です。
アカシアがヨーロッパに入ってきた時に、フサアカシアの葉がオジギソウ(ミモザ)に似ていることから、「ミモザアカシア」と呼ばれるようになったのが由来です。いつしかその名前が略されて、アカシアのことを「ミモザ」と呼ぶようになりました。
【地域別】ミモザの花言葉
ミモザの花言葉は、花の色や地域によっても意味が変わります。地域別ミモザの花言葉を見ていきましょう!
Anazonで「花言葉の本」を探す>>本場イタリアの花言葉は「感謝」
本場イタリアのミモザの花言葉は、
「感謝」
イタリア人男性が女性に感謝の気持ちを込めて、ミモザの花をプレゼントする習慣からつけられています。
フランスの花言葉は「感受性」「思いやり」
フランスでは、ミモザの形に似たピンク色のオジギソウのことを「ミモザ」と呼びます。オジギソウは指で触れるとすぐに葉を閉じることから、
「感受性」・「思いやり」
という花言葉がついています。フランスでは、発表会やコンサートに招かれた時にお祝いの花として贈られます。
イギリス・ドイツでは「友情」
イギリスやドイツでは、花が並んで咲く姿から
「友情のシンボル」
として位置づけられています。黄色い花はどなたに贈っても喜ばれる色で、親しみやすく可愛らしい見た目から仲のよい友人にプレゼントするのにもおすすめです。
【色別】ミモザの花言葉
「黄色」「白色」「オレンジ色」の花言葉をご紹介します。
「黄色」のミモザ…「秘密の恋」
黄色のミモザの花言葉は、
「秘密の恋」
「真実の愛」
「ひそかな愛」
アメリカ先住民のネイティブインディアンが告白の際に、男性から女性へミモザをプレゼントする習慣があったことに由来しています。
女性側がOKならミモザを受け取るといった姿から、このような花言葉が生まれました。
「白色」のミモザ…「頼られる人」「死に勝る愛情」
白色のミモザは、腐りにくく丈夫な性質から、
「頼られる人」
という花言葉がつけられています。信頼する職場の上司に贈る花としてもぴったりです。
「オレンジ色」のミモザ…「優雅」「エレガント」
「オレンジ色」のミモザは、見た目がひときわ豪華で存在感のある姿から、
「優雅」・「エレガント」
という花言葉があります。ミモザの花はヨーロッパでは、「どんなにオシャレに着飾ってもかなわない花」と称されているそうですよ。
ミモザの花言葉に怖い意味はあるの?
ここまでは、地域別、色別の花言葉を解説しました。白色のミモザには果実や樹皮に毒があるため、「死に勝る愛情」という花言葉があります。
「死」という言葉から怖い意味を連想する人もいるでしょう。しかし、ここでの「死」は決して怖い意味ではなく、強い愛情を表す言葉です。そのため、ミモザの花言葉に
怖い意味はありません。
数百種類のアカシア属の中には、鋭い棘を持つ種類もあります。また、「アカシア」の花言葉には「気まぐれな恋」という意味もあり、浮気、移り気を連想させるため「怖い意味」があると勘違いされているのかもしれません。
しかし、心配する必要はありません。ここまでご紹介したミモザの花言葉は、とても優しいものが多く相手を思いやる気持ちが込められています。
どなたにも受け入れてもらえるお花なので、安心してプレゼントできますよ。
植えてはいけないって本当?
春のお知らせをしてくれるミモザを、庭木として植えたいと考えている方もいますよね。こちらの章では、ミモザの特徴を解説します
成長が早い
ミモザは成長が早く、大きく育つ樹木です。そのため、広い場所を選んで植える必要があります。
「1年で1メートル以上の高さになった」
という声もありました。ミモザの木は縦横に広がるように育ち、全高が10メートル以上にもなるので、周囲の日当たりが悪くといったデメリットも。
植え替えにも弱いため、広い場所を確保してから育てましょう。
強風に弱い
「ミモザの幹がなかなか太くならない」といった投稿もありました。(参照:Yahoo!知恵袋)ミモザは幹が細く、枝が縦横に広がっているため、風が強い地域では倒木する恐れがあります。
- 添え木をする
- 剪定をこまめに行う
このような対策をして、倒木を防ぎましょう。
害虫被害
アカシア類の樹木は、「カイガラムシ」がつきやすい樹木です。
我が家のエバーフレッシュにも白い卵みたいなカイガラムシがよくついています。
カイガラムシは、殺虫剤が効きにくく駆除するのに一苦労する厄介な害虫です。庭木として植える場合は、剪定作業、害虫対策が必要になります。
ミモザは運気を上げる花風水
ミモザには怖い意味もないですし、植えてはいけない木でもありません。風水的にもとてもいい意味がこめられています。
金運がアップする
仕事運が上がる
集中力が高まる
家全体の運をアップしてくれるシンボルツリーとしても最適です。ミモザの特徴である黄色は、金運アップに大きく影響を与えます。
仕事運を上げたい時には、北東や東の方向にミモザを飾りましょう。土の気を持つミモザは、お部屋に飾ると集中力が高まるため、コロナ禍でテレワークをしている方にもおすすめです。
ミモザの豆知識
ここからは、「ミモザ」をもっと好きになってもらうための『ミモザの豆知識』をご紹介します。
ミモザの日
(画像引用:HAPPY WOMAN)
「ミモザの日」というのがあるのをご存知ですか?イタリアでは3月8日の国際女性デーを、Festa Della Donna(フェスタ・デラ・ドンナ)=女性の日として、男性が女性にミモザを贈り感謝の気持ちを伝える習慣があります。
国際女性デーとは
世界中の女性の権利を守り、女性の活躍を支援するために祝う記念日です。
この日を「ミモザの日」と呼び、ショーウインドーがミモザの花で飾られ、町中がミモザ色で溢れかえります。
ミモザを贈られた女性は、家事や育児、仕事から離れて、お出かけや外食を楽しむのだそうですよ。
南フランスにある「ミモザ街道」は絶景!
(画像引用元URL)
南フランスのコート・ダジュール地方には、「ミモザ街道」というミモザの花が溢れる観光ルートがあります。8つの町や村を通る全長130kmのルートで、黄色の絨毯が一面に広がる景色は絶景ポイントとなっています。
「ミモザ祭り」も開催され、地元民からも愛されています。
キリスト教との深い関わり
ミモザはキリスト教において、「不屈不滅」の木とされており、洪水を逃れた「ノアの箱舟」は、ミモザの木で作られていたと言い伝えられています。
「ミモザ」にちなんだ食べ物やドリンクも
ミモザの美しい黄色から生まれた、食べ物やドリンクもありますよ。
ミモザサラダ
「ミモザサラダ」は、黄色い粒状の卵黄が、雪上に咲くミモザの花のように見えることに由来しています。日本では刻んだ茹で卵を散らしたサラダを指しますが、本来は、玉ねぎ、にんじん、チーズ、ジャガイモなど層になるように美しく積み上げて、ケーキのようにカットして取り分けるのが伝統的な「ミモザサラダ」なんですよ。
見た目が華やかなので、パーティーの時にぴったりですね。
ミモザカクテル
「ミモザカクテル」は、フランスの5つ星ホテル「リッツ・パリ」のバーで提供されたカクテルです。オレンジジュースをシャンパンやスパークリングワインで割って作るカクテルで、鮮やかな黄色のミモザの花に似ているため「ミモザ」と名付けられています。
ミモザの楽しみ方
庭木として植えたいが、充分なスペースが確保できない、マンション住まいで庭木を設置できない人でもミモザを充分に楽しめます。
切り花
ミモザは2月中旬くらいから花屋さんに並び始めます。期間限定のお花になるので、手に入れたい方はお花屋さんに相談してみるといいでしょう。
切り花にするとミモザの蕾はほとんど開かないため、花が開いた状態のミモザを購入するのがポイント。お花は1週間ほど楽しめます、乾燥に弱いので霧吹きをして長持ちさせてくださいね。
ミモザをお部屋に飾ろう!
ネットショップでも素敵な「ミモザ」が手に入ります。
【ハーバリウム】
【スワッグ】
【ミモザリース】
色々な楽しみ方ができるお花です。お部屋にひとつあるだけで、明るく華やかな印象になりますよ。
まとめ
「ミモザの花言葉に怖い意味はあるの?植えてはいけないって本当?」というテーマに沿って深堀りしました。ミモザには怖い花言葉はありません。また、成長が早く、強風に弱いといった面もありますが、しっかり管理すれば、シンボルツリーとしてもぴったりの樹木です。
新築や赤ちゃんの誕生など記念樹としてもおすすめです。ハーバリウムやドライフラワーと楽しみ方も色々あるので、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか?
お花のある暮らしで、癒され空間を手に入れてみてくださいね。