家庭用の低周波治療器のパッド、『粘着力がすぐなくなってしまう』とお悩みの方。また、純正パッドへ買い替えるにあたり、価格の高さに驚いている方もいるでしょう。
この記事では、
- 低周波治療器パッドの粘着力を復活させるコツ
- パッドの代用品について
低周波治療器ユーザーが分かりやすく解説します。
効率よく長持ちさせながら、上手に低周波治療器を使いこなしましょう!
(トップ画像引用:楽天)
パッドの耐性についての口コミ
低周波治療器で広く知られる「オムロン」製品においても、一部のユーザーからはパッドの耐性に対するマイナスの意見が目立ちます。
- パッドの粘着部分が弱く、少し洋服についただけでよれてしまう
- パッドの寿命が短すぎ
- 50回も使ってないのに粘着部が剥がれてきた
- 3日で付かなくなり4日目にジェルが剥がれ落ちた
- 毎回の使用を想定すると2枚だけでは正直厳しい
- こんな調子でパットを買い替えていたら本体価格をすぐ超えそう
中には、買い替えにかかるコストが本体価格を上回るといった意見もあります。
「プリンターの純正インクが高すぎる問題と同じでは?」と指摘する声もあります。
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パッドの粘着力が低下する原因
パッドの粘着力が低下する原因について解説します。
材質の劣化
(画像引用:楽天)
家庭用低周波治療パッドには「粘着式」と「湿式」がありますが、一般的には「粘着式パッド」が広く採用されています。粘着式パッドはゲル素材を使用しており、粘着性が強く皮膚の凹凸部分にも馴染みやすいという特徴があります。
しかし、これらの素材は使用頻度やお手入れの方法により、時間とともに材質が劣化する傾向があり、粘着力の低下につながります。
使用頻度
パッドの粘着力は、頻繁に使用することでパッドにかかる負荷が増加し、粘着力の低下につながります。パッドの耐久性については、各メーカーやパッドの種類によって異なります。
【オムロンの場合】
オムロンの場合を例にとると、約300回繰り返し使えるため、1日2回の使用で1か月に60回。そのため、毎日使用した場合、パッドの寿命は約半年が目安となります。
特に、日常的に強い刺激で治療をしている方はパッドの寿命に影響が出やすく、パッドの買い替え時期が早まる可能性があります。
誤ったお手入れ方法
正しいお手入れができていない場合は、汚れや皮脂がパッドに付着し、粘着低下の原因になります。以下は誤ったお手入れ方法を避けるための注意事項です。
- お湯や洗剤、薬品(シンナー、ベンジンなど)は使用禁止
- つめやブラシなどで粘着面をきずつけないでください
- 長時間、頻繁に水洗いしない
このように、メーカーが推奨している洗い方に従い、適切なお手入れを行うことが大切です。
パッドの寿命を延ばして効果的に利用しましょう!
粘着力を復活させる方法
低周波治療器の粘着力を復活させる秘訣は、普段の使用方法やお手入れに関係しています。こちらの章では、粘着力を復活させるコツを解説します。
綺麗な皮膚に貼る
(画像引用:楽天)
粘着パッドは、ゲルに付着する皮脂や汚れによって粘着力が低下します。そのため、『綺麗な皮膚に貼ること』が大切です。
できればお風呂に入った後に使用するのがベストですが、蒸しタオルで肌の汚れを落としてから使用すると粘着力を長持ちさせることが可能です。
やさしく剥がす
粘着パッドは密着度が高いため、強く剥がすとゲルが皮膚に残りやすくなります。そのため、治療が終わったらコード以外の部分を持ちやさしく剥がすよう心がけましょう。
使用する部位に合ったサイズを選ぶ
コンパクトな低周波治療器は、持ち運びにも便利で使いやすい反面、局所的なケアに限られます。そのため、使用頻度が高くなりパッドの劣化が進みます。
背中や腰など広い範囲をケアしたい場合は、パッド数の多いものや、大きめパッドを使用するなど、使用する部位や治療の目的に合わせて適切なパッドを選びましょう。
広範囲の治療に適した低周波治療器
『HV-F1200』は、1枚のパッドに3つの電極を搭載した大型パッドを採用しています。「3D」ボタンを押すと、左右6つの電極に刺激の異なる電流が流れ、手もみ感覚のマッサージを体感できるモデルです。
小さなパットを何度も繰り返し使う必要がないので、パッドの劣化を抑えたい方は広範囲にカバーできる大きめパッドの低周波治療器を選ぶといいですよ!
指先で丁寧に洗う
ゲル素材の特性上、パッドに水をかけすぎるとパッドがふやけて粘着部が剥がれる場合があります。パッドを洗う際は、少量の水を数滴たらして、粘着面の汚れを指先でなでるように取り除いてください。
洗った後は、充分に水を切って、粘着面を自然乾燥させましょう。
水洗いの頻度
パッドの洗いすぎにも注意が必要です。パッドを過度に洗いすぎると、粘着部分のゲルが水で流れ落ちてしまいます。
マクセルの「もみケア」では、10回に1回程度を目安にして、水洗いすることが推奨されています。(参照:maxell)
冷蔵庫で一晩寝かせて復活させよう!
オムロンで紹介されている粘着力復活の方法は、冷蔵庫で保管する方法です。(参照URL)
粘着面がべとついたり、はがれてきた時は、冷蔵庫の冷蔵室で一晩放置すると、粘着力が戻る場合があります。こちらを試す場合は、ひとつ注意点があります。
野菜室での保管はしないこと。
冷蔵庫の野菜室は高湿度に保たれるため、粘着面が乾かずに逆効果となる可能性もあります。
高温多湿、直射日光のあたる場所に置かない
(画像引用:楽天)
低周波治療器の粘着力を維持するためには、保管場所にも注意が必要です。以下のような場所での保管は避けましょう。
- 直射日光の当たる場所
- 高温多湿
- 水のかかる場所
- 火の近く
- 振動や衝撃が加わりやすい場所
粘着パッドの代用品はあるの?
純正の粘着パッドの代用品として、互換性パッドやジェルを使用している人もいます。それぞれの特徴やマイナス点について解説します。
互換性パッド
Amazonや楽天では、純正パッドの代用として互換性パッドが多く出品されています。口コミを見てみると、
- 純正品より断然コスパは良い
- 取替の頻度が増えますが、純正が切れたときのお守り代わりとして使っています
このような購入者がいる一方で、
- 安いのは良いのですが、粘着性は純正品と比べ物にはなりません
- 粘着力が弱く5回も使えば交換が必要
- 純正に比べて早く劣化する
- 出しにくく、剥がしにくくて雑な作り。正規品より持ちも悪い
- 粘着の質が純正と違う。本品はべったり強く、純正はサラリと強い
結果的に、純正品の方が良かったという声も多数あり、『安かろう悪かろう』と評する意見もありました。
純正品以外の使用は推奨していない
現在、ほとんどの低周波治療器メーカーでは、
純正品以外の使用は推奨していません。(参照:オムロン)
互換品パッドを使用しても結果的に交換の頻度が高くなれば、コスパが悪いと言えるでしょう。パッドは直接肌に使用するものであり、安全面や衛生面を考慮すると互換品の使用はおすすめできません。
超音波検査用ゼリー
「超音波検査用の水溶性ゼリー」を粘着力が低下したパッドに使用しているケースも見受けられています。購入者の口コミには、
低周波治療器のパッドの延命用に購入。パッドに塗って使用すると、密着度が復活して、電気の通りが良くなります。
といった評価がある一方で、
オムロンのパッドが2千円ほどするので、ゼリーを購入。パッド自体に粘着力を復活させるわけではなく、ゼリーによってくっついた状態にするという感じ。
低周波治療器のパッドを購入する代わりに、こちらのゲルを買ってみました。結論からすると、こちらを買うよりは、新しいパッドを買う方が良かったと後悔しています。
このような意見もあります。超音波検査用のジェルはその名の通り、超音波の検査時に使用する事業用の製品であり、低周波治療パッドの代用品ではありません。
駄目になったパッドの再生や復活に関しても、メーカーが推奨する方法以外はリスクが伴います。互換性パッドや超音波検査用ゼリーは、結果的に無駄な出費につながることもあるので、購入の際は慎重に検討してください。
まとめ
【低周波治療器パッド】粘着力を復活させる方法とは?代用品は?というテーマを解説しました。低周波治療器のパッドは、消耗部品です。
粘着パッドを復活させたい方は、オムロンが推奨する『冷蔵庫で一晩寝かせる』を試してみてください!
接着面が傷んだ場合は、純正のパッドを購入しましょう。パッドの寿命は、水洗いの頻度や肌の状態、保管状態などに気をつければ、長く使用することが可能です。
日頃から、優しく丁寧に扱い、清潔に保管して寿命を長く保ちましょう!
ご覧いただきありがとうございます。