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星野リゾート・トマムは「最悪」の声が。実態を徹底検証します!

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中国企業が星野リゾートトマムを約408億円で売却するというニュースが入ってきました。ヤフコメ欄を見てみると、

  • 中国企業が所有だったことを初めて知った!
  • 今後の運営はどうなるの?

と心配する声が寄せられています。

北海道最大級と言われる「星野リゾート・トマム」を調べていると、「最悪」といった声が見受けられます。

めりも

これから旅の計画を立てたい方にとってこのようなマイナス評価は、ホテル選びに迷いが出てきてしまいますよね?

そこで今回は、「星野リゾート・トマムが最悪と言われる理由」を、旅行クチコミサイトから徹底検証します。 

星野リゾート・トマムの楽しみ方も紹介していますので、悪い評価を見て悩んでいる人は、ぜひ、読んでみてくださいね!

(トップ画像引用:星野リゾート・トマム

星野リゾート・トマムの「最悪」の声を徹底調査

星野リゾート・トマムに対する「最悪」の声を調査するため、以下の旅行サイトから評判を検証しています。

【調査サイト】

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「最悪」の声<接客・サービスについて>

接客・サービスのクチコミ

「星のや、界、リゾナーレ、泊まってきましたが、今まで泊まった星野リゾートの中で最低最悪なフロントスタッフ

「チェックインの際の案内もおざなりで、食事場所の案内や、クーポンの利用、翌日の雲海テラスについても説明がなかった

「星野リゾートとは思えないサービス、最悪。楽しい旅も台無しだった」

詳しく見ていくと、

  • 駐車場からホテルまで遠く、雨なのに車を回してくれない
  • 部屋まで荷物を運んでくれない
  • 空港までのタクシーを頼みたいが自分で頼むように言われた
  • フロントカウンターのスタッフが誰も声をかけてくれない
  • スタッフから後で電話しますと言ってかかってこない
  • アクティビティやレストランの案内が分かりづらい

このように、ホテルスタッフのサービスが不十分だといった声がありました。また、スタッフは外国人の方もいるらしく、

  • 日本語が通じない
  • 笑顔がなく忙しそう
  • 片言で何を言っているのか分からない

というクレームもありました。

「最悪」の声<設備について>

ホテル内の設備についても、下記のような意見がありました。

ホテルの設備に対する意見

  • 鍵がアナログ
  • 今どき温水冷水2口ある蛇口
  • ウォシュレットがついていないトイレ
  • アメニティはビジネスホテル程度
  • 空調が部屋で管理できない
  • エレベーターがキャパ不足
  • 貴重品を入れる金庫や汚れた服を入れるランドリー袋がない
  • 禁煙の部屋なのにたばこの汚れが壁紙に染みついていた

トマムザタワーはバブル期の1987年12月に竣工し、山岳地帯では初めての高層ホテルとして話題になったものの、老朽化が進んでいるのも事実です。「とにかく古い」、「老朽化している」など、マイナス評価がついています。

「最悪」の声<環境について>

ホテルの立地や周りの環境についても、「最悪」といった声がありました。

接客・サービスのクチコミ

  • ホテル内に露天風呂や大浴場がなく、別棟に車で移動しなければならない
  • ホテルの周りは野生の動物のフンでいっぱい
  • 施設の周りに店が一件もない
  • ホテル内のレストランや売店は高い
  • 施設から移動しないとレストランに行けない

食事やお風呂は施設から車で移動しなければなりません。巡回バスがあるものの、バスが来るまで待っていなくてはならず、快適に過ごせないといった声があるようですね。

「最悪」の声<待ち時間が長い>

「何をするにも待ち時間が多すぎて最悪…。他のホテルにすればよかった」というクチコミもありました。その他にも、

  • チェックイン、チェックアウトが大変混雑
  • 満席だらけのレストラン
  • エレベーターが3基しかないため、常に行列
めりも

どこへ行くにも人が多く待たされるのは、せっかくの楽しい旅行も残念な気持ちになりますよね。 

「最悪」の声<雲海が見られなかった>

(画像引用:星野リゾート・トマム

「朝の雲海や景色を楽しみにトマム宿泊に決めたけれど、あいにくの天候でゴンドラが運航休止に。一番の売り、期待していたので家族皆ガッカリ。」

美しい雲海が見られるのも星野リゾート・トマムの楽しみのひとつ天候によってはゴンドラが運行休止になる場合もあります。

雲海とは?

山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲を海に例える気象景観(参照:Wikipedia) 

めりも

こればかりは天候によるので仕方ないですね。

「最悪」の声<中国人・団体客が多い>

星野リゾート・トマムには、修学旅行生や外国人の方が多く宿泊するため、

「ゆったりと過ごせなかった」
「団体客と重なってレストランで待たされた」

など不満の声がありました。また、中国人観光客に対しては、以下のようなクチコミも。

中国人観光客へのクチコミ

  • スリッパ、バスローブでウロウロする
  • 大声で話す
  • 施設内にゴミを捨てる
  • 順番を守らない
  • 風呂場の使い方が汚い
  • 利用者のモラルがない
  • マナーが最悪

文化や習慣が違うものの、日本におけるマナーや常識を理解していない中国人の旅行客がいるようですね。

「最悪」の声<コスパが悪い>

「お値段も10万円以上で星野リゾートと言う事もあり楽しみにしていましたが、普通のお部屋、お風呂はビジネスホテルにあるユニットバスで、子供とのお風呂が狭くて使いにくく大変でした。」

星野リゾート・トマムは、体験アクティビティをつけると10万円を超える価格になるパッケージもあるため、コスパが悪いといった声もありました。

中国人が所有するホテルとは知らなかった!

ここで、改めて星野リゾート・トマムの所有者についての情報を。星野リゾートトマムは、2003年に民事再生法の申請により2005年10月から星野リゾート・トマムによる単独運営となっています。

しかし、2015年、中国の投資会社フォースン・グループ(復星集団)傘下の「上海豫園旅游商城」が、星野リゾート・トマムの全株式を183億円で取得しています。その後の運営は、引き続き星野リゾートが行っています。

しかし、2024年7月に「上海豫園旅游商城」が星野リゾートトマムを売却する方針を明らかにしたことで、さまざまな意見が交わされています。

  • 星野リゾートは素晴らしいホテルだと思っていたのに中国企業の物件だったとは知らなかった
  • 星野リゾートに滞在していると思ったら実は中国のホテルだったっていうのはちょっと勘弁
  • これを機に中国企業の日本の不動産売却が進んでほしい

星野リゾートが買収されることで、今後の運営に懸念を示している声も出ています。

最新評価はいいクチコミも多い

(画像引用:星野リゾート・トマム

ここまでは「最悪」と言われるクチコミを検証しました。「最悪」の声は、旅行サイトの低い評価のみをまとめたものです。

めりも

星野リゾート・トマムの全体の評価を見ると、高評価の意見も多く見受けられます。


こちらの章では、【いいクチコミ】を紹介します。

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いいクチコミ:環境について

「敷地内牧場には動物がたくさんいるので、動物とふれあいをするのに最適です。」

「プール、ゴンドラ、バス、花火など家族で大満足でした。29階からの景色が最高に綺麗で北海道旅行のベスト景色にランクインしました。」

「ホテル近辺に飲食店はないのでホテル内で食事を取りましたが、リゾート感たっぷりで楽しかったです!

山を切り開いたリゾート地なので、都会のように近くにコンビニやレストランはありません。その代わり、 山岳地帯の自然や景色を楽しめるメリットがあります。 

普段の生活と比べると不便さを感じるかもしれませんが、時計を気にせずゆったりした日常を満喫するのも旅の醍醐味ではないでしょうか?

いいクチコミ:設備について

「約30年ぶりにトマムのタワーに泊まりました。建物が古いのは分かっていましたが内装は綺麗になっていて良かったです。」

部屋の空調が完璧でした。暑すぎず寒すぎず快適な温度湿度が保たれておりぐっすり眠れました。」

これらのクチコミは2022年直近のクチコミです。空調や部屋はリニューアルするなど、徐々に設備が整ってきているように感じます。(※実際のリニューアル施工時期については、公開されていません。)

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いいクチコミ:その他

「雲海テラスはもちろんのこと、敷地内でのアクティビティがあり、チェックアウト後も施設は利用できて楽しく過ごせました。」

「ウェルカムドリンクのスパークリングワインサービスや、1階のフリードリンクのラウンジが落ち着いていてよかった。」

「東京のよくあるホテルのビュッフェとは比べものになりません。お料理も接客も行き届いてさすが星野リゾートだと思いました。」

接客サービス、料理に対してもクオリティの高さをうかがえます。否定的な意見は、ネット上の文字で見てしまうと悪い印象が強くなります。

直近のクチコミでは、「また来たい」「さすが星野リゾート」と高評価も多いので、悪い評価ばかりを気にしすぎるのもよくありません。

星野リゾート・トマムの楽しみ方

こちらの章では、星野リゾート・トマムの楽しみ方を紹介します。

優先案内付きプランもある

旅行シーズンはどこのホテルでも混み合いますが、利用人数が多い時に便利なのが公式ページから申し込みできる優先案内付きプランです。(参照URL

リゾナーレステイパッケープラン

  • 雲海テラス行きゴンドラ
  • 木林の湯
  • 朝食
  • 夕食

「リゾナーレステイパッケージプラン」は、優先的に案内が可能です。待ち時間を少なく、時間を有効に使いたい方におすすめです。

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アクティビティ目的で楽しむ

(画像引用:星野リゾート・トマム

星野リゾート・トマムを最大限に楽しむなら、施設独自のアクティビティに参加するのがポイントです。

アクティビティ

  • 乗馬体験
  • 熱気球フライト
  • 空知川源流テントサウナ
  • 十勝川までのファミリーラフティング
  • カヌー体験
  • 焚火ウッドクラフト
  • 鮭の燻製体験など

このように、ここでしかできないアクティビティーも満載です!

めりも

当日天候が悪く雲海テラスに行けなかった場合は、冬でも遊べるインドアプール「ミナミナビーチ」で、時間を持て余すことなく楽しめますよ。

(画像引用:星野リゾート・トマム

新しい施設も続々登場

新しいアクティビティや施設も続々と登場しています。

「ファームピクニック」

(画像引用:星野リゾート・トマム

2019年5月からスタートした「ファームピクニック」では、手ぶらでピクニックが楽しめるアクティビティ。ランチボックスとピクニックセットを持って、専用カートに乗り込んでお気に入りの場所でピクニックが楽しめます。

ファームデザインズ

(画像引用:ファームデザインズ

2022年9月にはファーム星野の乳製品を味わえるカフェ「ファームデザインズ」がオープン。日本茶と和紅茶をテーマにした本格的なカフェで、職人がチーズを加工する姿が見学できる「ライブスタジオ」も併設しています。

以下の記事では、星野リゾート・トマム【子連れおすすめアクティビティー10選】をママ目線で紹介しています!

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星野リゾートの再生戦略

星野リゾートは、リゾート再生の請負人と呼ばれています。バブル崩壊後不況が続くリゾート業界で、さまざまな手法を用いて次々と破綻したリゾートの再建を成功させています。

①「湯の宿 いづみ荘」の再建

例えば、伊東温泉の「湯の宿 いづみ荘」

「いづみ荘」は1912年創業の老舗旅館ですが、40億の負債を抱えて経営難に陥っていたところ、星野リゾートが再生事業に乗り出しました。リピートしてくれる熟年女性に目を向け、旅館のオペレーションを改革し、翌年には客室稼働率を前年比1割アップまで再生に成功しています。

楽天トランベル「伊豆長岡温泉 実篤の宿 いづみ荘」はこちら

②青森「古牧グランドホテル」の再建

また、2004年に220億円の負債を抱え経営破綻した「古牧グランドホテル」の再建では、破綻から5年で黒字に転換しています

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星野リゾート・トマムの歴史

星野リゾート・トマムの前身は「アルファリゾート・トマム」。過疎化が進んでいた占冠村(しむかっぷむら)の振興策として、1983年にスキー場、リゾートセンター、ホテルがオープンしました。

その後、ゴルフ場や超高層ホテル「ザ・タワー」が完成し、80年代後半から90年代後半までリゾート観光の一世を風靡しました。しかし、バブル崩壊後、運営していたアルファ・コーポレーションは資金難に陥り、1998年に負債総額1,061億円を抱えて自己破産

その後、2004年に星野リゾートに売却され、子会社である星野リゾート・トマムが運営することになりました。

星野リゾート・トマムはなぜ人気?

(画像引用:星のや

星野リゾートは長野県に本社を置く総合リゾート運営会社で、全国に渡り施設や温泉旅館を運営しています。

【3つの宿泊ブランド】

  • 「星のや」…上質な空間を提供するラグジュアリーホテル
  • 「界」…地域に根ざした温泉宿
  • 「リゾナーレ」…アクティビティが満喫できるホテル

3つの宿泊ブランドを軸に、ブライダル事業やスノーリゾートである「星野リゾート・トマム」を手掛けています。星野リゾートが人気の理由は、以下の通りです。

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星野リゾートが人気の理由

  • きめ細かい接客サービス
  • 非日常を体験できるアクティビティ
  • 地域の独自性が味わえる旅館

顧客満足度も高く定評があり、「また行きたい」「一生に一度は泊まってみたい」と人気のホテルになっています。

年間10万人の集客を成功させた「星野リゾート・トマム」

(画像引用:星野リゾート・トマム

星野リゾート・トマムでは、冬場のゴンドラの使い道を夏場に「雲海テラス」として取り入れ、集客に成功しています。年間10万人を集客し、8月の利益が年間で最大になるなど、黒字達成しているのは事実です。

星野リゾートの星野佳路代表によると、「トマムの再生には10〜15年かかる」としています。現在では夏場の集客に力を入れ、さまざまなアクティビティを導入しています。

まだまだ星野リゾート・トマムは再建途中です。

めりも

中長期的に考えて、今後の変化に期待したいですね。

 まとめ

星野リゾート・トマムが「最悪」と言われる理由を検証しました。星野リゾート・トマムに対して不満を持つ人もいますが、星野リゾート・トマムはまだまだ再建途中であると言えます。

2015年には中国の投資会社フォースン・グループに株式を売却したものの、運営は引き続き星野リゾートが継続しています。星野リゾートの基本方針は、「所有と運営を切り離した再建」です。

旅館やホテルの所有にこだわらず、運営に特化した経営戦略だからこそ、今までのホテル再建に成果を残してきたのは事実です。

近年、北海道内のホテルには外国資本が急速に流入しており、外資系の高級ホテルが相次いでオープンしています。星野リゾートは2021年4月に、中国浙江省の天台山に「嘉助天台」というホテルをオープンしています。

中国に日本流のおもてなしを提供し、日本のサービスの良さを広め急成長する会社です。今後の改革に期待を込めて、星野リゾート・トマムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ご覧いただきありがとうございます。

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