受験生の親にとって、子どもの受験は人生の一大イベントです。子どもの成功を願うあまり、つい口から出てしまう言葉があります。
しかし、その言葉が受験勉強への妨げになることもあるのです。「頑張れ!」や「成功を祈ってるよ」といった励ましの言葉はもちろん大切ですが、時には意図せずにプレッシャーをかけてしまうことも。
そこで今回は、親としての体験談をもとに、
- 言ってはいけない言葉
- 受験生にかける言葉22選
を解説します。
模試が多くなるこの時期、やっぱり色々言いたくなりますよね!
親の言葉にイライラするのは親が受験に対して『無知』であることもひとつの理由です。
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受験生の親が抱える不安とは?
受験生の親が抱える不安は、子どもの成績や学習時間だけではありません。
- 子どもへの接し方が分からない
- 経済面の不安
- 大学の受験制度が分からない
など、受験に関することだけではなく、親子関係や経済状況など、さまざまな不安を抱えています。このような背景から、ついつい子どもに言ってはいけない言葉が出てしまうこともあるでしょう。
次章では、受験生の親が『言ってはいけない言葉』を解説します。
受験生の親が「言ってはいけない言葉」
親が何気なく受験生にかける言葉、もしかしたら「言ってはいけない言葉」かもしれません。本章では、受験生の親が言ってはいけない言葉のポイントを解説します。
追い打ちやプレッシャーをかける言葉
- このままじゃ無理だよ
- この調子じゃ受からないよ
- もっと勉強しないと間に合わないよ
- もう少し頑張れるでしょ?
このような追い打ちやプレッシャーをかける言葉は、受験生に精神的な苦痛を与えます。また、
間に合わない
受からない
といった未来を否定するような言葉もNG。このような言葉は、受験生との信頼関係が崩れる要因となるので、絶対に言ってはいけません。
強要する言葉
- ちゃんと勉強したの?
- 勉強時間が足りないんじゃない?
- もっと集中しなさい!
- スマホばかりいじって…
- 友達と遊びに行っている場合じゃないでしょ!
「勉強しなさい!」という言葉は、親自身の不安から生じる言葉です。受験生には息抜きや自由時間も必要です。
勉強の合間にゲームをしたり、友達とランチを食べに行ったりすることもあるでしょう。そのような子どもの行動を見て、『勉強していない』『学習時間が足りない』と勝手に判断してはいけません。親と顔を合わせるたびに勉強を強要されたら、やる気を削いでしまう可能性もあります。
塾や予備校を活用する
学習時間が見えづらい場合は、塾や予備校でのサポートを検討するといいでしょう。東進では入試本番までの残り時間から逆算し、受験生一人ひとりをサポートする学習管理システムがあります。
塾で学習管理をしてもらえるので、「うちの子勉強時間足りてないのでは?」という心配がいりません。
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模試や判定結果への評価
- この判定だと難しいのでは?
- 今の段階でこのレベルだとまずいよね?
- 前回できていたのに今回なぜダメだったの?
- このままだと受験に間に合わないんじゃない?
模試が返ってくるとこのような意見を言ってしまう気持ちもわかります。
受験生の親が模試判定の結果に関して、一喜一憂する行為は避けるべきです。ほとんどの模試では志望校に対する合否判定が出ます。
模試を受ける時期にもよりますが、模試の結果は学力や理解不足の問題、苦手分野を分析することを目的としています。模試判定はあくまでも、現時点における学力を示すもの。
模試結果だけで受験生を評価することは避け、長期的な視点でサポートしましょう。東進の模試については、以下の記事で詳しく解説しています。
東進模試は共通テストより難しい?<おかしい・意味ない>声:受けるべきかに迫る!
可能性を否定する言葉
- 成績が上がらない
- 塾に通っている意味あるの?
- なかなか伸びないね
- なんでこんな簡単なことができないの
- これくらい出来て当たり前
可能性を否定する言葉は、受験生を深く傷つけます。このような言葉は受験生に対して希望を奪うものであり、モチベーションを低下させる要因につながります。
可能性を否定するのではなく、今の努力や学習過程を認めてあげることが大切です。
他人や兄弟と比較する言葉
兄弟や周りのお子さんと比べてしまい、このような言葉を口にしていませんか?
- お兄ちゃんはできたのにね
- あの子は受かった
- あの子はもっと勉強してた
我が家も「お兄ちゃんは〇〇だったのに」という言葉が出てしまったことも。
期待通りの結果を出して欲しいという思いから、他人や兄弟と比較してしまうことはよくあることでしょう。しかし、このような言葉は、「自分の努力が無駄なのではないか」と受験生の自己肯定感を下げてしまうため注意が必要です。
他人との比較は避け、受験生が取り組んでいる姿に前向きな言葉をかけて応援しましょう。
信頼していることのはき違え
- あなたのためを思って言ってるのよ
- あなたは私の誇りだからもっと勉強してレベルの高い大学を受験すべき
- あなたがいい大学に入って安定した就職先を見つけられれば安心だよ
このように「あなたのため」が強すぎる表現も、言ってはいけない言葉のひとつ。このような言葉は、一見子どもを応援しているように見えますが、親のエゴでしかありません。
子どもを信頼する気持ちは大切ですが、言葉のかけ方には注意が必要です。
お金の話
- 塾代にいくら払ったと思ってるの?
- あなたのせいで家計が苦しくなった
- また参考書買うの?
- 10校受けたから30万円も飛んでいったよ
- 浪人すれば100万は必要になるから現役合格してね
塾の季節講習代、参考書、模試代、本番の受験料など、
こんなにお金がかかっているんだからちゃんと結果を出して欲しい
という気持ちも分かります。家計を支える親にとっては、お金は大事な問題です。
親からこのような言葉を聞くと「受けたい講座があるけど親に迷惑をかけてしまう…」と本当の気持ちを言い出せなくなることも。親に経済的な負担を掛けたくないという理由で、本人のやりたいことを制限してしまう可能性もあります。
お子さん自身が希望する道に進めるように、お金のことを過度に心配させる言葉は避けましょう。
自分の体験談・自慢話
- 自分の大学受験はこうだった
- 昔のセンター試験は難しかった
現在では受験制度が変わり、大学の数や学部の種類、入試方法や問題の傾向まで今と昔では大きく異なります。大学受験の経験があったとしても、口出ししたり、昔話を持ち出したりするのは控えるべきです。
古い世代の経験談を聞いても、なんの得にもなりません。大学入試はこれから、もっと変わっていきます。大学受験を乗り切るためには、新しい情報を知ることが大切です。
保護者の方も積極的に最新の大学情報を収集しておきましょう!
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もしも・仮説系の言葉がけ
- もし落ちたら…
- もしもダメだったら
- もし受からなくても
このように「受からないこと」を前提とした仮説系の言葉も要注意。大学受験は第2志望や第3志望の学校を考えておく必要があります。
重要なのは、第一志望に受かるという前向きな視点で話を進めること。志望校が無理だと思わせず、受験生が前向きな姿勢を維持できるように心掛けましょう。
受験生にかける言葉22選
受験生の気持ちをリラックスさせる、励ましの言葉をご紹介します。
- 大変な時期だけど一緒に乗り越えよう!
- 毎日頑張っているね、お疲れ様
- 失敗を恐れないでね
- 受験に行き詰まったらちゃんと休憩するんだよ
- あなたの努力、ちゃんと感じているよ
- 焦らず着実に進めていこう
- あなたは一人じゃないからね
- これからもサポートしていくから安心して
- 今という時間をとにかく楽しもう!
- こんなに頑張っているならきっと大丈夫
- あなたのやりたいようにやっていいんだよ
- まだ時間はあるからきっと成し遂げられるよ
- あなたのペースで進んでいいんだよ、焦らず一歩ずつね!
- 気になることがあれば話してね、共に解決していこう!
- お金のことは気にしなくていいよ、あなたがやりたいことに集中してね
- いつも見守っているよ
- あなたの力を信じているよ
- 何かあればいつでも相談してね
- 素晴らしい結果だね!その調子で進もう!
- あなたの努力がどれだけすごいか、ちゃんと分かっているよ
- 今まで通りやればきっと大丈夫!
- 緊張は頑張りの証。あなたならできる、信じているよ!
親御さんがお子さんにかける言葉は、受験生のモチベーションを向上させ、ストレスを和らげます。励ましの言葉は、受験生にとっての安心材料となるでしょう。
受験生にかける言葉はタイミングも大切です。お子さんの様子に注意を払い、ストレスがピークの時には無理なプレッシャーをかけないようにしましょう。
親はサポートに回って受験はプロに任せる
親世代の受験とお子さま世代では、勉強のやり方や傾向、対策も大きく異なります。塾や予備校には、プロの専門講師や担任が最新の受験傾向を分析し、受験を終えたばかりの大学生のチューターなどもいます。
受験のプロから具体的なアドバイスをもらうことで、お子さまの受験対策がより成功に近づきます。
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受験対策はプロに任せるのが一番!
過干渉にならずに済みますよ!
まとめ
【体験者が語る】親が「言ってはいけない言葉」受験生にかける言葉22選を解説しました。筆者も後から思うと、「こんなことを言ってしまった」という経験がたくさんあります。
受験は長期戦です。お子さんの可能性を信じて前に突き進みましょう!
ご覧いただきありがとうございます。
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