2人の息子が国立の理系大学院、難関私立大学に合格したWebライターがこの記事を書いています。長男は東進ハイスクールに通い、次男は河合塾マナビスに通っていた経験があります。
兄弟2人を別々の予備校に通わせた経験から、同じ映像授業である東進ハイスクールと河合塾マナビス、どっちがいいか悩んでいる方のために、両予備校を徹底比較します。
この記事では、我が子の特徴に基づき、それぞれの予備校のおすすめのタイプを紹介します。
お子さまの性格によっても判断基準が変わりますよ！
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【徹底比較】東進ハイスクールVS河合塾マナビス
東進ハイスクール・東進衛星予備校と河合塾マナビスは、全国区に展開している映像授業を主体とした大手予備校です。『映像授業』と聞くと一見、同じような予備校のように思いますが、実は授業内容や学習の進め方には大きな違いがあります。
どっちがいいか比較するために、両予備校を分かりやすく解説します。
授業内容の違いを比較
『講師主体』の東進ハイスクール・東進衛星予備校
（画像引用：東進ハイスクール）
東進ハイスクール・東進衛星予備校では、授業を担当する講師がテキストを作成し、高品質な授業動画を提供しています。
【東進ハイスクールの講師】
- 東大受験生から圧倒的な支持を集めている「林 修先生」
- 言語活動型授業のエキスパートである「安河内 哲也先生」
- 数学講座で長年教鞭をとっている「佐藤 和夫先生」
など、カリスマ講師が揃います。
東進の講師は日本中から選りすぐった実力者が揃い、生徒のレベルや学習段階を考慮し、つまずきやすいポイントをじっくり解説します。また、やる気を高める熱いメッセージもあり、見ているだけでモチベーションが高まる授業が特徴的です。
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『テキスト主体』の河合塾マナビス
（画像引用：河合塾マナビス）
河合塾マナビスは、テキスト主体の映像授業を提供しています。河合塾マナビスのテキストは、過去の大学入試問題を徹底的に分析し、
- 入試でよく出題される問題
- 難易度の高い問題
が重点的に扱われています。共通テストや難関大学の入試で実際に出題された実績もあります。
また、講座はレベル別に分かれており、1講座に対して2人の講師が担当しているため、相性の良い講師を選ぶことが可能です。
申し込み前にお試しで授業を視聴できます
最新の入試動向や模擬試験データなどが豊富にあるという点は、河合塾を母体としたマナビスの大きなメリットと言えるでしょう。
授業スタイルの比較
授業スタイルについても大きく違いがあります。
東進ハイスクール・東進衛星予備校：パーフェクトマスター制度
（画像引用：東進ハイスクール）
東進ハイスクール・東進衛星予備校では、「パーフェクトマスター制度」を採用しています。
この制度は、講座の修了判定テストで、80％以上の点数を取らないと次の講座に進めないというシステム。自宅で映像授業を受けた場合も、web上で確認テストを受ける必要があります。
授業の進捗管理として「東進学力POS」が導入されており、映像授業の修了状況やテストの合否について自己管理が可能です。また、授業内容を理解しているか即採点されるため、苦手分野の把握がすぐにでき、短期間での学習効率を向上させる効果があります。
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河合塾マナビス：チェックテスト
（画像引用：河合塾マナビス）
河合塾マナビスの授業では、予習と復習が重視されているため、受講前には問題を解いて予習する必要があります。授業を受ける度に紙ベースの「チェックテスト」があり、授業内容の理解度を確認します。
さらに、チェックテストの結果を踏まえてチューターによる「アドバイスタイム」が受講後に設けられているため、生徒は自分の理解度を把握し、弱点を克服するために効果的な学習方法を身に付けることが可能です。
チューター制度比較
チューター制度とは、予備校が独自に設けている学習支援制度です。
チューター制度とは？
生徒の学習をサポートするスタッフが、生徒一人ひとりの学習状況を把握し、学習計画の策定や改善、モチベーションの向上などサポートを行います。
実際に複数の予備校に通った経験からも、これらの制度には大きな違いがあると感じています。
各予備校による独自のアプローチ法を解説します。
東進ハイスクール・東進衛星予備校：週1回のチームミーティング
（画像引用：東進ハイスクール）
長男は東進ハイスクール卒業後、チューターとしてのアルバイト経験もあります。
東進のチューター制度では、生徒とチューター（大学生などの学習サポーター）との間で週1回のチームミーティングを実施。担任、担任助手の指導のもと5〜6人程度の生徒が集まります。
映像授業ではどうしても孤立してしまいがちですが、他の生徒と意見を交わすことで、生徒のモチベーションが高まるといったメリットもあります。お互いの学習計画を共有し、切磋琢磨しながら励まし合う環境があるのも東進ハイスクール・東進衛星予備校ならではの魅力です。
仲間との交流や情報共有を通じて、将来の進路選択にも役立ちますよ。
東進のグループミーティングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
東進のグループミーティング行きたくない理由と対策・初めてでも大丈夫？
河合塾マナビス：アドバイスタイム
（画像引用：河合塾マナビス）
河合塾マナビスでも、大学生を中心とした学生チューターが活躍しています。東進ハイスクールと違う点は、授業後にチューターとの1対1のアドバイスタイムが毎回設けられていること。
マナビスのチューター制度では、より質の高い復習を促すことを目的としています。アドバイスタイムでは、授業で疑問に思ったことや理解できなかった部分を質問できます。
「分からないところがすぐに解決できる」と次男も言っていました。
マナビスは、生徒一人ひとりの学習管理や進捗状況を徹底的に行う予備校です。そのため、学習への取り組みをサポートする環境を求める人に向いていると言えるでしょう。
価格比較
両予備校の価格を比較します。
| 東進ハイスクール | 河合塾マナビス | |
| 入学金 | 33,000円 | 事務手数料：6,600円※入学金は無料 |
| 学習サポート費用 | 高1・2生：44,000円 高3生：77,000円 | 月額：6,600円 |
| 授業料 | 90分20コマ：77,000円 | 90分×20コマ：76,400円 |
（2023年7月現在）
どちらも大手予備校ということもあり、高めの料金設定です。2つの金額を比較すると、入学金の有無に違いはあるものの、全体では大きな差がないと言えるでしょう。
筆者は入会時の面談で、
- 長男の場合（東進ハイスクール）：年間100万円以上
- 次男（河合塾マナビス）：60万以上
の費用が必要と言われたのを覚えています。
価格面で1点メリットをあげるなら、河合塾マナビスでは1度に多講座を申し込むと、金額に応じて割引制度があります。我が家の場合は結局、多く取りすぎて受講できなくなり返金対応してもらった経緯もあるので、そのあたりは慎重な選択が必要です。
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東進ハイスクール・東進衛星予備校がおすすめの人
どっちがいいかに悩んだら、お子さんの性格で判断してみるのもひとつの方法です。東進ハイスクールは、自己管理能力が高く、自主的に学習を進めたいタイプのお子さんに向いています。
我が家の長男は親があれこれサポートするよりも、『何でも自分で決めたいタイプ』
部活と勉強を両立させたいという理由で、高2の春に自ら東進の無料体験に行きました。筆者の印象ですと、東進ハイスクールの綿密な学習スケジュールは他の予備校にはない魅力だと感じています。
受験本番までの時間軸をベースに、模試や受験講座の受講、苦手科目の克服、自宅での学習時間など、受験生が何をいつまでに行うべきかを明確に示しています。そのため、計画性の高いお子さんや、目標がすでにあるお子さんは東進ハイスクールがおすすめです。
親目線だけでは合う合わないは限りがあるので、一日無料体験がとても比較しやすいですよ！
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河合塾マナビスがおすすめの人
次男は『決められたスケジュールに沿ってきっちり学習したいタイプ』
長男の経験から少し早い段階で塾選びをしたので、高1の夏休みにマナビスの無料講習を受けたことが入塾のきっかけです。
河合塾マナビスは、チューターによる学習管理や進捗確認が手厚いという印象です。映像授業の進みが遅くなったり、予定していた日に休んだりした場合、必ず自宅にチューターから連絡が入ります。
そのため、自己管理能力に不安がある方や、学習サポートが必要な人に適していると言えます。また、
- 何から始めればいいか分からない
- 苦手分野をとにかく克服したい
というお子さんにも向いています。
母親的には、マナビスの社員である「学習アドバイザー」に相談しやすい点が安心でした。自分のお子さんの進捗具合を把握しておきたいという親御さんには、心強い存在です。
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まとめ
「東進ハイスクールVS河合塾マナビス：経験者が明かす！どっちがいい？」というテーマに基づき、両予備校を徹底比較しました。部活との両立、お子さまの性格、受験に対する考え方などによっても、選ぶ予備校も変わってきます。
2人の子どもを両予備校に通わせた経験から、まずは自ら体験してみることが大切だと感じます。お子さんの感覚で「続けてみたい」「やってみたい」という判断を任せてみるのが、一番の近道ではないでしょうか。
両予備校共に『夏季・冬期特別無料講習』を実施しています。長期休みに入る前の今こそ、じっくり体験してどっちがいいか見極めておくと後悔のない塾選びにつながりますよ。
ご覧いただきありがとうございます。
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