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御香典を郵送する時の正しいマナー&一緒に添える手紙の例文【シーン別】

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昨今、新型コロナウィルスの影響で感性予防を考慮して人が密になることを避けるために、葬儀や通夜の人数制限を設けている場合があります。

故人と親しい間柄の人は、香典を郵便で送ることでお悔みの気持ちが伝えられます。

こちらの記事では、

  • 御香典を郵送する時の正しいマナー
  • 一緒に添える手紙の例文【シーン別】

を紹介します。

不祝儀袋の表書きについては、こちらの記事で解説しています。

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御香典を郵送する時の正しいマナー

御香典を郵送する時の正しいマナーを解説します。

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御香典の郵送は可能?

葬儀に参列できない場合、御香典を郵送してご遺族に弔意を示すことに問題ありません。外せない用事や仕事、遠方に住んでいる場合は、お悔みの気持ちを伝えるために御香典を送った方がいいでしょう。

御香典は『現金書留』で送る

香典など金銭を贈る場合は近くの郵便局から、『現金書留』で送る必要があります。普通郵便や宅配便などで金銭を贈ることは、郵便法で禁止されています。

御香典を贈る場合、現金書留専用封筒を用います。郵送する際は、現金をそのまま入れるのではなく、不祝儀袋に入れてから郵送します。

現金書留用封筒のサイズ

現金書留を送る現金封筒のサイズ
・通常サイズ:(約120×200㎜)
・大型現金封筒サイズ:(約140×220㎜)
いずれも郵便局で1枚21円で販売されています。(2023年1月時点)

現金書留用封筒の通常サイズは、のし袋が入るサイズになっています

現金書留は、郵便局窓口のみの受付となります。ポスト投函やコンビニでの集荷はできませんので、注意が必要です。

封筒の宛名

封筒の宛名は、お通夜やご葬儀・告別式まで時間がある場合は、ご葬儀会場「気付」で郵送しましょう。

気付(きづけ)とは

「気付(きづけ)」とは、郵便物を相手の自宅住所ではなく、関連する場所や会社へ送るときに宛名に使う言葉です。

①喪主の名前が分かっている場合

〇〇会館(斎場名)気付 △△家(喪主の名前)様

②喪主の名前が分からない場合

〇〇会館(斎場名)気付 △△家ご遺族様

葬儀会場によっては、郵送された香典(現金書留)の代理受け取りができない場合があります。事前の確認が必要です。

御香典の金額は?

香典の額は、故人との関係性や自分の年齢・立場、地域によっても変わります。おおむね下記が相場です。

  • 家族・親族の場合:約10,000円~100,000円
  • 知人・友人の場合:約5,000円~10,000円
  • 近所・職場の場合:約3,000円~10,000円

香典の金額の注意点

「2」や「4」などの偶数は割り切れるため、「縁が切れる」「故人とのつながりが切れる」という意味から縁起が悪いとされています。また、「4」は「死」「9」は「苦」に通じる忌み数とされ、避けるべき数字と言われています。

お札を入れる向き

お札を入れる向きにも注意が必要です。一般的に香典を包む場合は、「裏向き(裏面)」の状態で入れるのがマナーです。裏面にするのは、

悲しみに暮れて顔を伏せる

という意味が込められているためです。

新札は避ける

御香典に新札を使うのは、香典を前もって用意していた、つまり、

「不幸が起こることを前もって準備していた」
「訃報を予知していた」

という印象を与えるため、新札を包むことは避けるべきマナーとされています。新札しか手元にない場合は、一度折り目をつけてから使うようにしましょう。

また、あまりにも汚くシワのついたお札も失礼になりますので、注意してください。

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御香典に添える手紙のマナー

御香典を現金書留で送る場合は、お悔みの手紙を入れた方がより丁寧な印象になるため一言添えて送りましょう。

白い縦書き用便せんと薄墨を使用する

お悔みの手紙は、

  • 白い縦書き用便せん
  • 薄墨

を使用します。薄墨で書く理由は、

「涙がこぼれ落ちて墨が薄くなってしまった」
「驚きと悲しみで墨を磨る力がはいらない」

という意味があるため、薄墨で書きましょう。

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手紙を書く場合の基本構成

香典に添える手紙では、時候の挨拶や「拝啓」などの書き出しは不要です。葬儀への参列が出来ない場合、その旨を伝えてお詫びします。

また、ご遺族と面識がない場合は、故人との関係性を記載します。文章の最後は、遺族に対する心遣いを示すことばで締めましょう。

避ける忌み言葉

忌み言葉(いみことば)とは、不幸が続くことを連想させるため、儀式、葬儀、告別式など特定の場面での使用を控える言葉です。

【重ねことば】

重ね重ね(かさねがさね)
益々(ますます)
度々(たびたび)
重々(じゅうじゅう)
次々(つぎつぎ)
再三(さいさん)
いよいよ
くれぐれも
かえすがえす など

【繰り返しが連想されることば】

続く
引き続き
再び
再々
次に
なお
また
追って
追いかける など

【直接的な表現】

死亡
逝去
死ぬ
生きる
存命中
自殺 など

【不吉な表現】

浮かばれない
大変なことになる
消える など

このように、不幸を連想させる言葉や不吉な数字、生死に関しての直接的な表現などは避けましょう。重ね言葉にも注意してください。

一緒に添える手紙の例文【シーン別】

香典を送る際に、一緒に添える手紙の例文【シーン別】をご紹介します。

【葬儀に参列できなかった場合】

このたびは、思いがけないことで、お悔やみ申し上げます。
突然のことで言葉がございません。お力落としのことと存じますが、どうぞ気持ちを強くお持ちになり、くれぐれもご自愛くださいませ。
本来であれば、すぐにでもお伺いするところではございますが、遠方のためかなわないことをどうかお許しください。
心ばかりのものを同封いたしましたので、御霊前にお供えいただければと存じます。

【遠方のため参列できない場合】

○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。本来であればご葬儀に参列すべきところですが、遠方にてかなわず、誠に申し訳ございません。心ばかりではありますが、ご香典を同封いたしますので、ご霊前にお供えくださいますようお願い申し上げます。

【コロナ禍での場合】

このたびは、○○様の突然のご訃報に接し、お悔やみ申し上げます。本来ならすぐにでも駆けつけるところではございますが、昨今の状況を鑑み、葬儀への参列をご遠慮した次第です。ご家族の皆様の悲しみはいかばかりかと心が痛みます。くれぐれもご自愛くださいませ。心ばかりですが、香典を同封いたしました。ご霊前にお供えいただければと存じます。

【ご葬儀後に訃報を知った場合】

このたびは、〇〇様の訃報を受け、驚きと悲しみを深くしております。
かねてよりご療養中とは存じておりましたが、ご弔問にもお伺いせず申し訳ございませんでした。遅ればせながらご母堂様のご冥福をお祈りしたいと思います。
同封のものは心ばかりのものですが、ご母堂様のお好きだったものを御霊前にお供えいただければと存じます。

御香典を郵送して故人を想いましょう

御香典を郵送する時の正しいマナーや、注意点、文例集を紹介しました。何らかの理由で葬儀に参列できない場合、心苦しい気持ちになるかもしれません。

そのような場合は御香典に一言手紙を添えて郵送しましょう。故人への想いや敬意、ご遺族への労りの言葉を伝えてはいかがでしょうか。

紹介した文例集を参考に、想いを届けてみてください。

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