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「マルチビタミンは意味ない?」医師が警鐘を鳴らす理由とは?注意したい飲み方と危険な副作用

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マルチビタミンのサプリ、どんな時に摂取していますか?

めりも

筆者は、口内炎が出来そうな時によく飲んでいます。

手軽に摂取できるサプリですが、マルチビタミンを飲んでも「意味ない」「効果ない」と言われているのをご存知ですか?近年、サプリメント大国と言われる米国では、マルチビタミンの効果について調査や研究が進んでいます。

今回は、それらの調査を元にマルチビタミンが「意味ない」「効果ない」と言われる理由を検証します。副作用や癌など病気のリスクについても分かりやすく解説していますので、マルチビタミン信者の方やそうでない人もぜひ、参考にしてみてくださいね!

マルチビタミンとは?

マルチビタミンは、1日に必要なビタミンを配合したサプリメントです。

  • 錠剤
  • グミ
  • ゼリー
  • ドリンクタイプ

が展開されています。

チョコラBBといったビタミン剤は医薬品であり、サプリメントであるマルチビタミンは「健康食品」に分類されます。

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マルチビタミンに含まれる成分は主に6つ

マルチビタミンのサプリに含まれる主要な成分は、以下の6種類となります。(※商品により異なります)

  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB3(ナイアシン)
  • ビタミンC
  • ビタミンE

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの違い

ビタミンと呼ばれるものは全部で13種類あり、「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の2種類に分類されます。

水溶性ビタミン

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「脂溶性ビタミン」

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ビタミン不足になるとどうなるの?

ビタミンは体内ではほとんど作ることが出来ません。そのため、食べ物から摂取する必要があります。

ビタミン不足になりやすい人

以下のようなタイプの人は、ビタミン不足になりやすい傾向です。

  • 極端な食事制限によるダイエット
  • 不規則な生活
  • 高齢者の食生活の変化
  • アルコール多飲による食事の偏り

このような方は、ビタミン不足によってさまざまな不調が現れる「ビタミン欠乏症」を引き起こします。

ビタミン欠乏症の症状

ビタミン欠乏症の症状と、不足しているビタミンについて解説します。

身体の症状不足しているビタミン
疲れを感じやすいビタミンB1、ビタミンB12不足
唇がかさかさで荒れているビタミンB2・ビタミンB12不足
目が乾きやすい、充血するビタミンA不足
口内炎ができるビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC不足
にきび・肌荒れビタミンB2・ビタミンC不足
筋力の低下・骨の痛みビタミンD不足
体が冷えやすい・肩がこりやすいビタミンE不足

ビタミン欠乏症による病気

ビタミン欠乏症の症状は、ビタミンの種類によって異なります。身体の不調だけではなく下記のような病気につながるケースも報告されています。

脚気(かっけ)

ビタミンB1は炭水化物の代謝に関わる大切な栄養素であることから、栄養素が不足すると脳や神経に影響が現れます。そのため、ビタミンB1が不足すると、脚気と呼ばれる病気を引き起こします。

壊血病(かいけつびょう)

壊血病とは、コラーゲンの合成が低下して血液壁や毛組織が弱まり、出血をもたらす病気です。全身に出血が起こりやすくなり、貧血や歯肉の出血、関節痛などの症状が現れます。

夜盲症(やもうしょう)

夜盲症には先天性と後天性があり、ビタミンA不足による夜盲症を発症するケースもあります。

夜盲症とは暗順応がうまく機能せず、暗いところや夜に目が見えにくくなる病気です。

暗順応とは?

暗順応とは、明るいところから暗い所に入ると、しばらくすると暗さに慣れてきて周りが見えるようになること。

くる病・骨軟化症

ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促し、骨の形成、成長に関わる大切な栄養素です。ビタミンD不足は、骨や軟骨の石灰化障害により筋力の低下、骨の痛みの症状が現れる「骨軟化症」を発症する恐れがあります。

骨成長前の小児の場合は、「くる病」と言います。

「マルチビタミンのサプリは意味ない」という意見は本当?

ビタミン不足によって、さまざまな病気を発症する恐れがあることが分かっています。近年、米国では大学や調査機関が積極的にマルチビタミンサプリの調査を実施しています。

この章では、マルチビタミンの調査結果を基に「意味ないサプリなのか」を検証します。

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がんや慢性疾患を予防する効果はない

米ジョンズ・ホプキンス大学の研究では、年齢、性別の近い被験者に<マルチビタミンを投与したグループ>と<投与していないグループ>に分け、病気の発症頻度や死亡率の調査を実施。(参照:CNN)その結果、

循環器疾患やがんを予防する効果はないと結論付けています

これらの研究者による論文は、「慢性疾患を予防する目的でマルチビタミンなどのサプリメントを摂取するのはお金の無駄であると医学学術雑誌に掲載され、反響を呼んでいます。

ビタミンBサプリの多量摂取で喫煙男性の肺がんリスクが上昇

米科学雑誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー」に掲載された論文では、<米国に住む50〜70歳の7万7千人以上の人>に調査を実施。ビタミンB6とB12のサプリメントを長期に渡り摂取した場合、

男性の肺がんリスクが高まる傾向が見られました

特に、喫煙習慣のある男性は、ビタミン剤を摂取していない人に比べて2〜4倍の肺がん発症率になるという結果も出ています。

進行性の前立腺がんによる死亡率が倍増

米国国立がん研究所が2007年に行った調査によると、マルチビタミンを摂取した男性は、

進行性の前立腺がんによる死亡率が倍増していたことが判明

また、2011年、ミネソタ大学の研究では、マルチビタミンなどのサプリメントを摂取した年配女性は、摂取しなかった女性に比べて死亡率が高いことが明らかになりました。(参照::日本消費者連盟

マルチビタミンサプリは50%の確率で期待外れ!?

米国の独立検査機関である「Consumer Lab」によると、

マルチビタミンのサプリメントは50%の確率で期待外れであると報告

有名な35種類のマルチビタミンを対象とした調査によると、

「脂溶性のビタミンの摂りすぎにより、さまざまな疾患を引き起こす。」

と注意を呼びかけています。また、アメリカのサプリメントは、日本のものよりサイズが大きいため、「服用後30分経過しても溶解しない」ものがあったとのこと。

溶解しないサプリは、身体にしっかり吸収されないため、無意味である、期待外れであると結論付けています。

めりも

海外サプリを摂取している人は要注意です!

検証結果

ここまでは、マルチビタミンは「意味ない?」「効果ない」について検証しました。このような調査がアメリカで積極的に行われているのには、理由があります。

アメリカ人は国民の3分の1以上、さらに4分の1の幼児がマルチビタミンを摂取し、年間7500億円近くをサプリメントに費やしています。米国では、サプリメントに頼りすぎる現状に、治療効果があるものではないと注意を促しています。

今まで取り上げた調査結果は、因果関係を証明するものではありません。そのため、

マルチビタミンが完全に意味ないと
結論づけるのは難しい

でしょう。

しかし、ビタミンサプリは過剰摂取により、リスクが伴うことが分かっています。次の章ではマルチビタミンの副作用・リスクについて解説します。

マルチビタミンの副作用・リスク

コンテンツ

マルチビタミンの中でも脂溶性ビタミンは吸収されやすい半面、尿中へ排せつされないため摂りすぎによる過剰症を引き起こす可能性があります。脂溶性ビタミンの中でもビタミンAとDの過剰摂取は注意が必要です。

それぞれの副作用のリスクについて確認しましょう。

ビタミA過剰症

ビタミンAの摂りすぎによる症状は、以下の通りです。

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 脱毛
  • 筋肉痛
  • 口唇炎
  • 食欲不振
  • 皮膚の乾燥

また、脳脊髄液圧が上昇し、頭痛や倦怠感、めまいといった急性の過剰症状が出ることも。小児は骨や関節の痛み、高齢になると骨折するリスクが高まります。

妊娠初期は胎児に影響も

ビタミンAは妊娠中にも必要な成分のひとつです。しかし、妊娠3ヶ月までの妊娠初期の過剰摂取により、

胎児の耳、脳、頭蓋、顔面、眼球の形態異常が発生する可能性が高まります

ビタミンAは体内で合成できないため、胎児の発達には欠かせない大切なものですが過剰に摂りすぎないよう注意が必要です。

(※厚生労働省では、18歳以上のビタミンAの摂取上限は、2700(㎍RAE/日)としています。)

ビタミンD過剰症

ビタミンDは、健康な骨を維持するために欠かせない栄養素です。しかし、ビタミンDを過剰に摂取すると、血液中のカルシウム濃度が上昇し、高カルシウム血症を引き起こします。

腎臓や筋肉にカルシウムが沈着し、

  • 腎機能障害
  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 神経の興奮性の亢進

といった症状が現れます。さらに、カルシウムが石灰化すると、神経を圧迫して激しい痛みを伴います。

夜に摂取している人は要注意

マルチビタミンに含まれるビタミンB群は、神経の活動をサポートし、エネルギーやタンパク質の代謝を促進する役割があります。そのため、寝る前に摂取すると、代謝が活性化して興奮状態になり、頭が冴えてしまったり、気持ちが高ぶってしまったりする場合があります。

めりも

寝付きが悪い、不眠症状がある人は注意が必要です

飲み合わせに注意

SNSでは、このようなクチコミもありました。

ビタミン剤などのドリンクや、その他にビタミン系のサプリメントを併用している人は要注意。気が付かない間に過剰摂取になっている場合があります。

また、薬を服用している人は、必ずかかりつけ医に相談しましょう。

誇大広告にも要注意

サプリメント大国と呼ばれる米国に迫る勢いで、日本人のサプリメント摂取率も高まっています。日本では、サプリメントなど健康食品を摂取している人の割合は、

男性…21.7%
女性…28.3%

と、女性の方が高く、年齢別ですと

男性(60~69歳)…8.1%
女性(50~59歳)37.6%

50代以上の方が多く摂取していることが報告されています。(参照:2019年国民生活基礎調査)これは、テレビショッピングやネット通販などの宣伝が影響していると考えられます。

めりも

購入意欲をそそるような宣伝文句をよく見かけますよね。

近年では、以下のような健康食品の誇大広告が問題視されています。

飲むだけで肌荒れ改善」
「○歳若返る
「ビタミンCで美白になれる」
「がんや病気に効く

このようなキャッチコピーに、科学的な根拠はありません

中には「マルチビタミンは薬ではないから問題ない」と気楽に購入してしまう人もいるでしょう。しかし、全国の消費生活センターには、以下のような相談が多く寄せられています。

「無料体験版を購入したら、定期購入になっていた」

「1回だけ試すつもりが翌月も届いた」

「なかなか解約できずに困っている」

「効果ない」どころか、定期購入になってしまったという被害も。このような不適切な表示や広告は禁止されており、消費者庁でも注意喚起を促しています。

めりも

ネットでは科学的根拠のない怪しい健康食品も存在するので、購入の際は信頼できるメーカーのものを購入しましょう。

まとめ

「マルチビタミンは意味ない?」医師が警鐘を鳴らす理由とは?注意したい飲み方と危険な副作用、というテーマに沿って解説しました。米国の調査結果では、

  • 慢性疾患を予防する効果はない
  • がん死亡率が倍増した
  • 肺がんリスクが高まる

といった調査報告もされています。

マルチビタミンサプリは、あくまでも補助的にビタミンを摂取できる健康食品です。ですから治療薬の代わりにはなりません。

  • バランスの摂れた食事
  • 充分な睡眠
  • 規則正しい生活

このような生活を意識し、副作用やリスクを理解した上でサプリを取り入れましょう。ご覧いただきありがとうございます。

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