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グルテンフリーは意味ないからやめた方がいい?効果なしを検証してみた

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グルテンフリー生活、

「芸能人もやっているしダイエットにもよさそう!」

「何となく健康に良さそうだからやってみたい」

と、興味を持っている方もいますよね。

めりも

筆者もテニスのジョコビッチ選手がグルテンフリー生活を取り入れたと聞いて、すぐに書籍を購入したほど。

しかし、SNSでは「意味ないからやめた」とグルテンフリー生活をやめた人の声もあがっています。この記事では、話題の「グルテンフリー」について調査を行い、「効果なしは本当?」という疑問を追求します。

グルテンフリーについてあまり知らずに、これから始めようとしている人は読み進めてみてくださいね!
この記事は、グルテンフリーを完全に否定するものではありません。

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グルテンフリーとは

グルテンフリーとは、小麦やライ麦などに含まれる「グルテン」を除去した食生活のこと。グルテンは日常の食事としてとても身近なものに含まれており、

パン・うどん・素麺・ピザ・
パスタなどの主食・カレーのルウ・ハンバーグのつなぎ・洋菓子類

にも使用されています。

小麦粉に含まれるグルテンは、消化されにくいため便として排出されずに胃の中で膨張します。そのため、アレルギー症状が出る方、グルテン関連障害のある方は、以下の様な不調が現れる場合があります。

  • 胃の痛み
  • 吐き気
  • 腹部の痙攣
  • 疲労感
  • 集中力低下

このような症状を発症しないために、グルテンを含む食品を摂取しない「グルテンフリー」を取り入れる人が増えているのです。通販でもグルテンフリーのパスタやお米のラーメン、おから100%クッキーなど、たくさんの食品が発売されています。

グルテンフリーが流行ったきっかけ

海外では2010年頃、プロスポーツ選手やセレブの間でグルテンフリーの食生活が流行しました。日本で「グルテンフリー」が有名になったのは、プロテニスプレイヤーの

ノバク・ジョコビッチ選手の書籍
「ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム」

がベストセラーになったことがきっかけ。

この本では、ジョコビッチ選手が「セリアック病」を患っていることを告白しています。グルテン不耐症のために、試合でのパフォーマンス低下と体調不良に苦しんだとのこと。

グルテンフリーの指導を受けて症状が改善され、テニスの4大大会であるグランドスラムを全て制覇したことで、グルテンフリーブームが一気に加速しました。一般人の間でも健康のために小麦を取らない「グルテンフリー」生活が話題を呼び、ダイエット目的として取り入れる人も増えています。

SNS上の「意味ない」「やめた」の声を検証

このように注目される「グルテンフリー」ですが、SNS上には「意味ない」「やめた」といった声があります。その実態を調査しました。

ストレスを感じる

こちらは実際にグルテンフリー生活をしている人の声。グルテンを除いた食事をしているのに、制限が多くストレスを感じている様子がうかがえます。

痩せすぎる

結局何を食べたらいいか分からないという方や、グルテン排除で痩せすぎているもいました。

さらには、

そのほかのクチコミ

「ジョコビッチってセリアック病で、グルテンを食べると消化器系で炎症起こす。アレルギーとかでない限り、グルテンフリーの意味ないよな」

「グルテンを悪者にしすぎ。グルテンアレルギーの人が、グルテンフリーを食べるの。アレルギーじゃないのにグルテンフリーにするのは意味ないよ。」

「グルテンフリーや糖質制限や断食やサプリメントはインチキです。ネットの情報を信じて試しますがほぼ効果なしです。」

「アレルギーでもないのにグルテンフリーする意味ない」「グルテンを悪者にしすぎ」「グルテンフリーはインチキだ」と、グルテンフリーの食事を真っ向から否定する意見もありました。

グルテンフリー効果なしは本当?

このようにグルテンフリーについては、SNS上で情報が錯綜しています。どれが正しい情報なの?本当に効果なし?と頭の中ではてなマークがいっぱいになりますよね。

この章ではグルテンフリーについて、今一度深堀りします。

グルテンフリーの本来の意味

グルテンフリーは、

もともとアレルギーやセリアック病のために考案された食事療法のひとつ。

ですから、セリアック病ではない人がグルテンフリーを実行しても効果なしなのです。

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セリアック病とは

セリアック病は日本ではあまり馴染みのない病名ですが、遺伝的な要因が大きく欧米では100人に1人の割合で存在しています。セリアック病は、グルテンに対して異常な免疫反応が生じ、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患です。

症状は、腹痛、下痢、便秘、体重減少、貧血などさまざまな不調が身体に現れます。

セリアック病であるジョコビッチ選手がグルテンフリーを実行し、体調改善が見られたのは事実です。しかし、セリアック病を正しく理解していない人がグルテンフリーを取り入れ、結果的に、「意味ない」「効果ない」事態が起きていると考えられます。

なぜ間違った認識が生まれているの?

グルテンフリーによる間違った認識は、海外や国内の有名人が、グルテンフリー生活を公表したことが関係しています。

【ミランダ・カー】

スーパーモデルのミランダ・カーは、グルテンを摂取しない生活を続けながら、自分の子どもにもグルテンフリーを導入しています。

【レディー・ガガ】

レディー・ガガさんは、グルテンフリー生活で10ポンド(約4.5kg)近くダイエットできたという噂があり、バックダンサーたちにもグルテンフリーを勧めているのだとか。

グルテンフリー生活をする芸能人

  • 長澤まさみさん
  • 有村架純さん
  • RIKACOさん
  • ローラさん
  • ディーン・フジオカさん

近年では、大谷翔平選手も取り入れているという情報も!日本でも多くの芸能人が、グルテンフリー生活を公表しています。芸能人の影響力は大きく、

芸能人みたいに綺麗になりたい

ダイエットに成功してモデルさんのようになりたい!

と、一般の人にグルテンフリー生活が広まった可能性があります。

グルテンフリーの過度な広告も問題

Amazonでグルテンフリー関係の書籍を見てみると、

グルテンフリーの書籍

「小麦は食べるな」

「2週間で体が変わるグルテンフリー」

「2週間小麦をやめてみませんか?」

「いつものパンがあなたを殺す」

Amazonで「グルテンフリーの書籍」を見てみる>>

このように、グルテンフリー関連の書籍がたくさんあります。表題を見ただけでも、「小麦を食べる人は悪」という印象を植え付け、パンはあなたを殺すなんてちょっと恐ろしいワードも。

このようなグルテンフリー生活を推奨する過度な広告が、間違った情報を与えていることも問題です。

グルテンフリーはダイエット食ではない

ピザや菓子パンといった小麦粉を食べない生活は、糖質制限ダイエットと同じ効果があると錯覚されやすく、ダイエットに効果があると間違っ認識を持つ人もいます。

グルテンフリーはダイエット効果はありません。
また、減量や健康に対する科学的な根拠もありません。

ただ単に1日のカロリー摂取量が抑えられて、結果的に痩せただけです。花粉症が治るというクチコミもありますが、化学的な根拠はなく、花粉症に対しても効果なしという結果です。

グルテンフリーのデメリット

グルテンフリーはセリアック病にとっては有効な効果が得られますが、健康な人にはデメリットが生じるため注意が必要です。グルテンフリーが引き起こすデメリットを解説します。

栄養バランスが崩れる

小麦粉をはじめとした穀類には、ビタミンBや食物繊維が豊富です。健康な人にとってグルテンフリーは効果なしであり、「グルテン=悪」ではありません。

小麦粉食品を排除すると食物繊維が十分に摂取できず、栄養バランスの偏りを招きます。食物繊維不足は、腸内環境の悪化や便秘を引き起こし、大腸がんのリスクが高まる場合も。

このように、健康な人が過度にグルテンを排除した生活を続けると、大きな健康被害が起こる可能性があります。

ストレスがたまる

グルテンフリーの生活では、好きな食べ物を我慢しなければならないといったストレスが生じます。小麦粉は、カレーやシチューのとろみ用、醤油、ソース、味噌といった調味料にも使われています。

完全に小麦粉をカットしようとすると、かなりの労力がかかります。食べる事にも敏感になってしまい、「意味ないやめた」「効果なし」といった声が湧いているのでしょう。

ネットの情報に惑わされないで

インターネットリサーチ会社のマイボイスコムでは、グルテンフリーに関するアンケート調査がありました。(参照URL

グルテンフリーに対する認知度は8割、そのうちどのようなものか内容を知っている人は2割です。認知度は高いものの、本来の意味を知っている人は少ないのが現状です。

グルテンフリーを取り入れる目的は、以下の通り。

  • ダイエットに良いから
  • 肌荒れ改善のため
  • 腸内改善のため
  • 疲労感や倦怠感などの不調の改善

目的は明確ではあるものの、本来の目的であるセリアック病や小麦アレルギー対策として取り入れている人は、ほとんどいません。(※アンケート対象者にもよります)

自分がセリアック病かどうか分からないけど、ダイエットにも良さそうだしグルテンカットしてみよう!と、ネットの情報に流され軽い気持ちでグルテンフリーを取り入れるのは危険です。

めりも

正しい情報を知った上で、自分の身体と向き合うことが大切です。

まとめ

「グルテンフリーは意味ないからやめたの声が。効果なしは本当?」というテーマについて検証しました。この記事は、グルテンフリーを完全に否定するものではありません。

「意味ないからやめた」という声は、グルテンフリーに対する間違った認識によるものです。本来グルテンフリーは、グルテン不耐症であるセリアック病の体質改善を目的とした食事療法です。

しかし、グルテンフリー生活で効果を感じている方も一部でいます。グルテンフリーは、決して悪いものではありません。

自分の体調や体質、ライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。ご覧いただきありがとうございます。

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