繊細で美しい「タティングレース」、ミンネやクリーマ、メルカリなどのマーケットアプリの普及により、ハンドメイド作品を手軽に販売できるようになりました。
しかし、タティングレースの商品を出品したものの、
- 売れ行きが悪い
- 販売が伸びない
このような方もいるでしょう。本記事では、タティングレ―スが売れない6つの理由と解決策を解説します。
成功している作家さんの販売手法を分析し、具体的な事例を紹介しますので、ぜひ、お役立てください。
タティングレースが売れない6つの理由
タティングレースが売れにくいといわれる6つの原因を探ります。
売れない理由①知名度の低さ
タティングレースが売れにくい理由の一つに、知名度の低さが挙げられます。繊細で美しいレースでありながら、一般的には「レース編み」や「かぎ針編み」と比べて認知度が低く、名前すら知られていないケースも少なくありません。
そのため、作品を見た人が、
「きれいだけど、何の技法かわからない」
「どういう価値があるのか判断できない」
と感じやすく、購入に至りにくい傾向があります。
売れない理由②競合が多い

(画像引用:クリーマ)
約29万人以上の登録作家数を抱えるクリーマでは、「タティングレース」で検索すると6500件以上がヒットします。類似商品が多数出品されている環境では、作品が他の商品に埋もれてしまい、購入者の目に留まりにくくなる傾向があります。
その結果、作品の魅力が十分に伝わらず、売れ行きが伸び悩む可能性もあるでしょう。購入者の興味を引くためには、デザインや用途、コンセプトなどで独自性を際立たせ、差別化させる必要があります。
売れない理由③顧客ニーズと合っていない
ハンドメイドや手芸の世界では、自分の作品に情熱を注ぐことはとても大切です。一方で、その作品が市場や顧客に受け入れられるかどうかを考える視点も欠かせません。
作りたいものにこだわり過ぎてしまうと、結果として消費者のニーズとズレた作品になりがちです。そのため、売れ筋の作品やトレンドを調査し、顧客ニーズを意識した作品作りをおこなうことが求められます。
売れない理由④価格設定が難しい
タティングレースが売れにくい理由のひとつに、価格設定の難しさがあります。タティングレースは、細かな手作業と高い技術力を必要とするため、制作に多くの時間と手間がかかります。
その分、作り手としては適正な価格を付けたいと考えるでしょう。しかし、購入者側から見ると、制作背景や技術の価値が伝わりにくく、価格が高く感じられてしまうことも少なくありません。
一方で、価格を下げすぎると、制作コストや労力に見合わず、継続的な販売が難しくなるという課題もあります。そのため、材料費や制作時間を考慮したうえで、同ジャンルの相場を調査し、価値が伝わる価格設定と説明をおこなうことがポイントです。
売れない理由⑤出品数が少なく選ばれにくい
人気作家や販売実績のある出品者は、複数の作品を常時出品しているケースが多く見られます。一方で、出品数が少ない場合は、実績や活動量が伝わりにくく、購入者に不安を与えてしまうこともあります。
その結果、購入者はラインナップが豊富で選択肢の多い出品者に流れやすくなります。また、出品数が多ければ、一度の購入で複数アイテムをまとめて選んでもらえる可能性も高まります。
作品に興味を持ってもらうためには、デザインやテーマの異なる作品を複数出品し、世界観や独自性を伝えることが必要です。
売れない理由⑥画像の見せ方が適切ではない

(画像引用:ミンネ)
細く繊細な糸が魅力のタティングレースは、写真のクオリティが作品の印象を大きく左右します。撮影方法が適切でない場合、実物の美しさが伝わらず、購入につながりにくくなることもあります。
実際に人気作家の作品写真を見ると、白を基調とした背景を使用し、色味や模様が際立つよう工夫されています。細かな編み目や繊細さが伝わることで、作品の価値もより高く感じられるでしょう。
写真撮影の具体的なポイントは、次章で詳しく解説します。
人気作家の販売手法を分析!売れない悩みを解決する6つのポイント
インスタやハンドメイドマーケットで人気のタティングレース作家の成功事例を分析し、作品を売るための6つのポイントをご紹介します。
①タティングレースの魅力を言語化して伝える

(画像引用:AYA LACE)
タティングレースは繊細で美しい反面、写真だけでは魅力が伝わりにくいジャンルです。特に、タティングレースを初めて見る購入者にとっては、価値や特徴が分からず「なんとなくきれいだけど判断材料が少ない」と感じてしまうことも少なくありません。
そこで重要なのが、作品の魅力を言葉で補足し、購入者がイメージしやすい形で伝えることです。
たとえば、「繊細なレース」という表現だけでなく、以下のような背景を伝えることで作品の価値が具体化されます。
- 一本の糸を結び目で編み上げていること
- 完成までにかかる制作時間や工程
- 機械編みにはない手仕事ならではの立体感
丁寧な説明を添えることで、作品の良さが正しく伝わり、商品を前向きに検討してもらえるでしょう。
②プロフィール欄を充実させる
ハンドメイド作品を購入する際、購入者は作品だけでなく「誰が作っているのか」も重視しています。プロフィール欄には次のような情報を具体的に記載すると効果的です。
- タティングレースを始めたきっかけ
- 作品づくりで大切にしていること
- 得意なデザインやテーマ
- どんな人に使ってほしいか
たとえば、以下のような一文があるだけでも、作家の方向性が伝わりやすくなります。
「日常にさりげく取り入れられるタティングレースを目指しています」
「軽さと着け心地にこだわり、長時間使えるアクセサリーを制作しています」
プロフィール欄は単なる自己紹介ではなく、作品の価値を補足し、購入の後押しをする重要なコンテンツです。丁寧に整えることで、信頼感と共感を得やすくなり、購入につながりやすくなるでしょう。
③画像にこだわる

(画像引用:クリーマ)
タティングレースは、繊細な糸使いや細かな模様が魅力です。そのため、画像の印象が購入判断を大きく左右します。
特にオンライン販売では実物を手に取って確認できない分、画像が作品の「第一印象」になるため、丁寧な撮影が必要です。写真撮影のポイントは以下のとおりです。
- 白や淡い色の背景を使う
- 窓際など明るい場所で撮影し、影や色ムラを防ぐ
- 細かな編み目が分かるようピントをしっかり合わせる
- 全体写真とアップ写真を両方載せる
- 着用イメージを用意する
- 背景や構図を統一する
- 余計な装飾を入れすぎない
特別な機材がなくても、スマートフォンと少しの工夫で十分に魅力は伝えられます。できることから取り入れましょう。
背景シートを使えば
\オシャレ感を出せます/
ワンランク上の撮影なら
\撮影ボックスもおすすめ/
④品揃えを拡充する
作品数が極端に少ない場合、実績が少ない印象を与えてしまい、購入をためらわれることもあるでしょう。一方で、複数の作品が並んでいるショップは、作家の世界観や得意なテイストが伝わりやすく、信頼感を持たれやすくなります。
また、品揃えが豊富であれば、デザインや用途を比較しながら選べるため、購入につながる可能性も高まります。
品揃えを拡充するといっても、無理に数を増やす必要はありません。
- デザイン違い
- カラー違い
- サイズやモチーフのバリエーションを増やす
- ピアス・ネックレス・リングを同一デザインで用意する
ひとつの作品を軸に展開するだけでも、ラインナップに厚みが出ます。
⑤丁寧なラッピングを心がける
タティングレースは繊細で上品な印象を持つ作品だからこそ、ラッピングの丁寧さが作品の価値をより高めます。作品に合った落ち着いた色味や素材を使い、清潔感のあるラッピングを施すことで、「大切に扱われている」という印象を与えられます。
ラッピングをする際は、以下を心がけましょう。
- 作品が動かないように固定する
- 糸の繊細さを守るための保護を行う
- 開封しやすさにも配慮する
このように基本的なポイントを押さえるだけでも、印象は大きく変わります。丁寧なラッピングは、購入者に安心感を与えるだけでなく、「またこの作家から買いたい」と思ってもらうきっかけになるので、作品づくりと同じように届け方にも心を配りましょう!
⑥SNSを活用して魅力を発信する
自分の作品を多くの人に知ってもらうためには、インスタやXなどのSNSを活用して作品や作家の魅力を広く伝えることが効果的です。
【SNSを活用したプロモーション事例】
- 作品写真を定期的に投稿する
- 制作過程やストーリーを共有する(ショート動画)
- ハッシュタグや投稿文でターゲットにアプローチする
- 購入者のレビューを紹介する
SNSは単なる宣伝だけでなく、購入者との信頼関係を築くツールのひとつです。作品の魅力を日々発信することで、ショップの認知度が上がり、購入やリピートにつながりやすくなるでしょう。
タティングレースで愛される作家を目指しましょう!
人気作家さんの販売手法を分析し、タティングレースが売れない6つの理由を解説しました。成功する作家さんたちは、お客様のニーズを的確にとらえ、魅力的なコンテンツとサービスを提供しています。
タティングレースが売れない原因を克服する鍵は、お客様の声に耳を傾けることです。美しいデザインや品質だけでなく、お客様のライフスタイルや願望に寄り添うことで、リピートやいい口コミにもつながります。

手作りならではの心温まるサービスを心がけて、愛される作家を目指しましょう!
ご覧いただきありがとうございます。






