髪がまとまりづらい、自分に合ったスタイリングが見つからないなど、髪の量が多いことに悩みを持っている人もいるのではないでしょうか?
筆者も髪の量が多く、美容院に行くと必ず「髪の量多いですね〜」と言われるほど。
ですから、髪の量が多い人の気持ちがよく分かります。そこで今回は、「女性で髪の毛が多い人の特徴」と「髪の量が多いのはなぜ?」というテーマに基づいて、深堀り調査を実施します。
- 髪の量が多い人のメリットやデメリット
- 髪が多い人のダメな習慣
- ボリュームダウンしてすっきり見せる方法
- おすすめのヘアスタイル
を紹介しますので、ぜひご覧ください!
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女性で髪の毛が多い人の特徴
髪の毛が多い人の特徴は、以下の通り。
女性で髪の毛が多い人の特徴
- ハリ、コシがあり質のよい髪質
- 髪の毛1本1本が太くしっかりしている
- 剛毛、硬毛の人
- 繰り返しパーマやカラーリングをしている人
- アイロンやコテを毎日使う人
- ヘアケアが行き届いていない人
元々髪の本数が多い人もいれば、本数が少なくても1本1本が太く密度が濃い女性もいますよね。太くて丈夫な髪質の女性は、コシが強く根元から立ち上がるようなふさふさとした印象があります。
他の人よりキューティクルの層が厚い剛毛や硬毛の人も、髪の毛が多い印象に。このように元々髪の量が多い人もいれば、
- パーマやカラーリングを繰り返している人
- アイロンやコテを毎日使う人
- ヘアケアが行き届いていない人
髪の毛のケアが十分でない人も、髪の毛が多く見えます。
髪の量が多いのはなぜ
髪の毛が多いのはなぜなのでしょう?髪の毛が多い人の特徴を見ると、髪にダメージがなく生まれ持った髪質や髪の太さが原因である人も多くいます。
「髪の量が多いのはなぜ?」について深堀り調査をしていきます。
日本人の髪の太さは欧米人に比べて1.5倍
成人の頭皮には約4万個の毛穴があり、毛髪は1つの毛穴から2〜3本生えています。その密度は平均すると1㎠あたり約150本。
髪全体だと10万本生えており、髪の量が多い人は13~14万本、少ない方は6~7万本と言われています。また、日本人の髪の毛の太さも量の多さに関係しています。
髪の太さや形状は人種によって違いがあり、花王のヘアケアサイトでは、興味深い研究記事がありました。
(参照:花王のヘアケアサイト)
各国女性の髪の太さは日本が一番太く、次いでタイ、アメリカという順番です。日本人女性の髪の太さがおよそ0.08mmに対して、欧米人は約0.05mmと言われており、日本人の髪は欧米人に比べて1.5倍の太さがあります。
仮に髪の量は同じだとしても、一本一本の髪が太いと髪の量が多くなる、という訳です。
日本人は円形に近い直毛
(参照:花王のヘアケアサイト)
毛髪断面の比較画像から分かるように、東洋人の毛髪断面は円形が多く、欧米人は楕円形であることが分かります。髪の毛が円形になると直毛になりやすく、日本人特有の太くてハリのある健康的な髪質になります。
反対に、欧米人のように楕円形の髪は、細くて柔らかく癖がある人に多い傾向です。そのため、なぜ髪が多いのかは、日本人特有の髪質が原因であると考えられます。
こんな説も
寒い地域のクマヤキツネといった野生動物が剛毛であるように、中国北部やシベリアの寒冷気候の影響が東南アジアに広がり、太くて真っすぐな毛髪が広まったという説もあります。
女性ホルモンの分泌量が原因
女性ホルモンであるエストロゲンにはコラーゲンの合成を促進し、髪の毛の成長を促す役割があります。女性ホルモンの分泌量が多いほど、髪の毛が多くなります。
エストロゲンの分泌量は20代でピークを迎え、45〜55歳の閉経を迎える更年期になると急激に減少します。そのため、更年期を迎えた女性が、抜け毛や薄毛に悩むのも、エストロゲンの減少が原因のひとつであると考えられています。
髪が広がって多く見える
髪の毛が多い人の特徴からも分かるように、ダメージによる乾燥やお手入れ不足で髪が広がってしまうことも髪が多い理由のひとつ。パ
ーマやカラーリングを繰り返している人や、毎日コテを使用している人は要注意です!
髪の量が多い人のデメリット
ここまでは、「髪の毛が多い人の特徴」と「髪が多いのはなぜ?」について解説しました。抜け毛が多い人や薄毛に悩む女性からすれば、髪の量が多くてうらやましいと思われるかもしれません。
しかし、SNS上には髪が多いことで悩んでいる声が見受けられました。
お悩みの声
- 好きな髪形にできない
- まとまりづらくアレンジしにくい
- すっきりとしたシルエットにならない
- ボリュームが出過ぎて広がってしまう
- 髪に癖が出やすい
- 梅雨の時期は広がってしまう
このように、髪の量が多い=デメリットと感じている人が多くいます。
髪の量が多い人のメリット
髪の量が多いと、上記のようなマイナス面ばかりが気になります。しかし、髪の量が多い人は、ハリやコシがあって健康的な印象もありますよね。
年齢を重ねても髪のボリュームを保てるので、若見えするというメリットも。もともと髪の量が多いので、ボリュームが出やすく量が少ない人よりもスタイリングの幅が広がります。
ハーフアップやくるりんぱ、お団子ヘアなど、さまざまな髪形にできる点もメリットにつながるのではないでしょうか?
筆者は髪の量が多いですが、今ではあまりデメリットと感じていません。
それは美容師さんに髪の量を調整してもらい、毎回スタイリング方法を教えてもらっているおかげで、好きな髪形を維持できているからだと思います。
髪の毛が多い人のダメな習慣
髪の毛が多いとデメリットばかり気になりますが、ダメな習慣が身についてしまい、余計に髪が扱いづらくなっている可能性もあります。この章では、髪の毛が多い人のダメな習慣について説明します。
髪の毛が乾ききらないうちに寝てしまう
髪の毛が多いとドライヤーに時間がかかり、生乾きの状態で寝てしまう人は要注意!濡れた髪のまま寝てしまうと、頭皮や髪に雑菌が繁殖し、フケやかゆみ、臭いの原因になります。
濡れた髪は、髪の毛同士が枕や寝具に擦れてキューティクルが損傷し、ダメージを引き起こします。ひどくなると、ニキビや皮膚炎といった頭皮トラブルにつながるので注意が必要です。
シャンプーが髪全体に行き渡っていない
髪の量が多い人は、シャンプーする時になかなか泡が立たなくて困った経験はありませんか?しっかり頭皮が洗えないと、皮脂の過剰分泌でイヤな臭いを発生してしまう場合も。
シャンプー前は丁寧にブラッシングをして、髪のからみやほこりを取り除きましょう。シャンプーを髪全体に行き渡らせるためには、予洗いが大切です。
予洗いはお湯で髪全体を濡らし、指の腹を使って2~3分頭皮の汚れを浮かせるようにマッサージします。
予洗いを丁寧に行えば大半の汚れは落とせるので、シャンプーの泡立ちも良くなりますよ。
シャンプーのすすぎ残しにも要注意
シャンプーは皮脂と水分のバランスを保ち、外部の刺激から頭皮を守る役割があります。髪の量が多い人は、シャンプーのすすぎ残しにも気を付けましょう。
頭皮にシャンプーが残ると毛穴が詰まり、抜け毛やかゆみ、パサつきの原因に。すすぐ時間は、洗う時間の2~3倍を意識して流します。
洗剤の溜まりやすい、
- 後頭部
- 耳周り
に注意してしっかりすすぎましょう。
コテやヘアアイロンの日常使い
コテやヘアアイロンは長時間髪の毛に熱を加えるため、髪へのダメージが最も影響される習慣です。日常的に使っている人は、キューティクルが開いてしまい、いくら保湿しても元の状態に戻らなくなってしまいます。
アイロンをお休みする日を作ったり、保湿性の高いトリートメントを使ったりして髪の保湿に力を入れましょう。
髪を梳きすぎる
髪の量が多い人は、美容院で髪を梳いてもらうとすっきり軽いシルエットになりますよね。しかし、重たい髪を梳きすぎてしまうと、スカスカになり伸びてきた時に髪全体が膨張しやすくなります。
また、髪を梳きすぎると短い毛がはねて傷んでいるように見えるので、正しく梳いてもらうことが大切です。
ボリュームダウンしてすっきり見せる方法
日常のヘアケアに少し工夫を加えるだけで、髪の量が多い人もボリュームダウンが可能です。すっきり見せる方法をご紹介します!
ドライヤーのかけ方でボリュームダウンが可能
早く乾かしたいという理由で、下からドライヤーの風を当てていませんか?そのような乾かし方は、魚のうろこをはいでしまうように髪のキューティクルがめくれてしまいます。
ボリュームダウンするドライヤーのかけ方
- ドライヤーを高い位置に持ち、上から風をあてる
- 根元をしっかり乾かす
- 後頭部、側頭部の順番で乾かす
- ブラシを使って髪を整える
- 最後は冷風で乾かす
ドライヤーは高い位置に持ち、根元を中心にしっかり乾かします。後頭部から側頭部の順番で、ブラシを使って髪を整えるとまとまりやすくなります。
最後は冷風でキューティクルを閉じましょう。
ヘアケアアイテムを使う
トリートメントには、インバスとアウトバスの2種類の方法があります。
インバス | 洗髪後、髪が濡れている状態に使う洗い流すタイプのトリートメント |
アウトバス | お風呂の外で使う洗い流さないトリートメント ドライヤー前、スタイリング時に使用する |
インバス、アウトバス両方のヘアケアを行えば、髪の広がりを抑えて柔らかい髪に仕上げられますよ。
ヘアオイルがおすすめ
髪の量が多い筆者が毎日使っているのが、アウトバスのヘアオイル
ヘアオイルをつけて乾かした時と、何もつけなかった時の仕上がりが格段に違います。ヘアオイルは髪の表面をコーティングして、水分の蒸発を防ぐ役割があるので、ボリュームダウンしたい人におすすめのヘアケア商品です。
太くて硬い髪の人は、髪の内側から毛先を中心につけると、べたつかずにすっきりとまとまった印象になりますよ。また、朝のスタイリング時の乾いた髪にも使えます。
今流行りの濡れ髪スタイルにもできるので、ヘアアレンジの幅が広がりますよ。
1つ持っておくと重宝するアイテムです。
ボリュームダウンしたい方におすすめのヘアケア商品は、下記のページでご紹介しています。
パーマやカラーを繰り返さない
髪の毛が多い人の特徴の中で、パーマやカラーを繰り返している人がいましよね。パーマやカラーを短期間で繰り返すのは、髪のダメージにつながります。
特に、セルフでカラーをしている人は要注意。最近はムラなく染められる泡タイプのカラー剤も人気ですが、界面活性剤が入っていることで泡立つようにできています。
界面活性剤は皮膚へのダメージが懸念されている成分です。
- 必要以上に時間を置かない
- 短期間で繰り返さない
など注意して使用しましょう。
紫外線にも気を付けて
お肌に日焼け止めを使用する人も多いですが、実は髪の毛や頭皮も紫外線の影響を受けやすい場所です。髪は紫外線を浴びすぎると、表面にあるキューティクルがはがれやすくなり、切れ毛や枝毛の原因になります。
外出する際は、
- 日傘
- 帽子
- UVスプレー
- UVカット成分配合のアウトバス
このような商品を使って、紫外線対策を行いましょう。
ちょっとそこまで!でもしっかりケアをしましょうね!
髪が多い人のおすすめのヘアスタイル
髪が多い人でも、似合う髪形はたくさんあります!この章で紹介するヘアスタイルを参考に、美容院で相談してみてくださいね!
レイヤースタイル
レイヤーとは、トップに丸みを持たせ、下部にレイヤー(段)を入れて襟足部分を軽く仕上げるヘアスタイル。メリハリのあるカットで、重めのボブや切りっぱなしのスタイルより、軽やかで動きのある雰囲気になれます。
最近ではレイヤーを極端に入れ過ぎない「ネオウルフ」も流行っていて、女性らしいふんわり感を演出できますよ。
髪の量を梳いたショートボブもおすすめ
髪の量を軽くすると、毛量が多い人や剛毛の方も、重たい印象を解消できます。筆者もショートボブにしていますが、量を梳いてもらうと髪の毛を洗うのも乾かすのも楽になり、他のスタイルに戻れなくなっているほど気に入っています。
また、オイルを使って束感を作りやすいので、動きを出しやすく、アレンジを楽しめる点もポイント。梳いてもらう場合は、内側を中心に梳いてもらいある程度表面に重さを残してもらうと、伸びてきた時も広がりにくくなりますよ!
カラーで軽い印象を与える
髪の毛が多い人は、ワントーン明るい透明感のあるカラーリングをすると、軽い印象を与えられます。
- ベージュ系
- アッシュ系
など人気のくすみカラーも、より軽さを演出できます。濡れ感のあるウェットスタイリングも合わせて行えば、軽やかなスタイルにできますよ。
アレンジスタイルでボリュームダウン
「あまり大幅にヘアスタイルを変えたくない」と言う人は、顔周りの毛を耳にかけてヘアクリップを付けるだけでコンパクトなシルエットになります。また、ハーフアップにして顔周りの毛をS字にカールすれば、エレガントな雰囲気に。
髪の量が多い人はアレンジが自由自在にできるので、色々試してみてくださいね!
まとめ
「女性で髪の毛が多い人の特徴」と「髪の量が多いのはなぜ?」というテーマに基づいて深堀り調査をしてきました。以下のような人は、髪の毛が多い人の特徴に当てはまります。
- ハリ、コシがあり質のよい髪質
- 髪の毛1本1本が太くしっかりしている
- 剛毛、硬毛の人
- 繰り返しパーマやカラーリングをしている人
- アイロンやコテを毎日使う人
- ヘアケアが行き届いていない
髪の量がなぜ多いのかというと、日本人は欧米人に比べて髪が太く、ハリのある直毛の人が多い傾向にあるからと考えられます。しかし、髪の量が多いからと言って、デメリットばかりではありません。
日本人の髪質は、根元から立ち上がる健康的な髪の人も多く、若見えしたりアレンジの幅が広がったりとメリットにもなります。しかし、ダメな習慣を日常的に繰り返すと、ダメージによって髪の毛が多く見えてしまうので注意が必要です。
こちらで紹介した、ボリュームダウンしてスッキリ見せる方法や、おすすめのスタイリングを試せば、髪が多いことが気にならなくなるでしょう!髪が多いことを長所と捉えて、様々なヘアスタイルを楽しんでみてくださいね。