ネットに広がるZ世代に対する、
- うざい
- 使えない
- 気持ち悪い
の声。
本記事では、このような言葉がなぜ使われるのか、言葉の裏に隠された意味を検証し、世代間ギャップを埋める方法について解説します。
Z世代に対する声を調査
SNSに広がる、Z世代に対する「うざい」「使えない」「気持ち悪い」声を検証します。
Z世代に対する「うざい」声
- Z世代でひとまとめにされるのめっちゃうざい
- Z世代というワードがうざい
- テレビでZ世代が連呼されて、馬鹿にされているようでうざい
- 頼むからZ世代で括らないで、うざい
SNS上にある「うざい」声は、Z世代の人たちがうざいということではなく、自分たちを「Z世代」と一括りにされることにうざいと感じている人が多いようですね。
Z世代に対する「使えない」声
- 最近Z世代で敬語が使えない奴多いよね
- Z世代は嫌なことあったらすぐ転職するし使えない
- WordExcelどころかパソコンもまともに使えないZ世代が増えている
- Z世代まじやばいな、日本語まともに使えない
PCや敬語が使えないといった声が見受けられました。社会人が新入社員を評価する時に、「Z世代」という言葉を使うようですね。
とはいえ、自分の環境を取り巻く人間に対してSNSで発信する行為はいかがなものかと。
Z世代に対する「気持ち悪い」声
- 迷惑動画あげるZ世代、気持ち悪いんだけど
- TIKTOKのZ世代って気持ち悪いだけだよね
- Z世代っていう言葉、本当に気持ち悪いよね
- おっさんたちが「だからZ世代は~」と言うの気持ち悪すぎる
- Z世代という押し付けな括りが気持ち悪い
Z世代という表現に気持ち悪いと感じる人がいる一方で、炎上騒ぎになった飲食店での迷惑動画がZ世代に当てはまる人物だったことから、「気持ち悪い」という言葉が検索上位に上がってきていると考えられます。
「うざい」「使えない」「気持ち悪い」の言葉の裏側に隠された意味
「うざい」「使えない」「気持ち悪い」という言葉が、どんな意味を持つのか、なぜ批判の対象になるのかについて解説します。
他の世代と異なるコミュニケーションスタイル
Z世代への否定的な意見が多い理由は、コミュニケーションスタイルが他の世代と異なるためです。
Z世代
Z世代は、1990年中盤から2010年序盤までに生まれた世代を表します。
生まれた時からインターネットやスマホに触れてきた世代です。そのため、SNSやチャットアプリでのコミュニケーションが主流になり、敬語を使う機会が少なく正しい使い方を習得しないまま社会人となるケースもあります。
このようなZ世代のコミュニケーションスキルに対する不安感から、批判的な意見が出ていると考えます。
環境の変化が影響していることも
Z世代が育った環境が変化していることも、世代間で批判が生まれる理由のひとつ。現在の学校では、タブレット端末を取り入れた学習環境へと変化しています。
教育現場でもPCの利用が進んでいるものの、家庭ではパソコンよりタブレットやスマホを使う機会が多く、若者のパソコン離れが進んでいることも「使えない」と言われる理由です。
しかし、必ずしもすべてのZ世代が、
- 敬語が使えない
- PCが使えない
わけではありません。
このようなZ世代への批判的なイメージは、IT化・デジタル化が進んだ環境の変化が背景にあると考えられます。
メディアが「Z世代」を多用
ネットでZ世代について調べていると、
「Z世代が会社をすぐに辞める理由」
「扱いにくいZ世代の育成方法」
「叱らないで育てる!Z世代のマネジメント方法」
このような、ハウツー記事で溢れています。「Z世代が扱いづらい」と前提されているのも解せないですが。
Z世代と言われることに不満を持つ若者の気持ちも分かります。
マーケティングや消費者調査の分野では、世代を示す言葉としてさまざまな「世代呼び」が使われています。
世代呼び一例
- 団塊の世代
- 新人類
- バブル世代
- 就職氷河期世代
- ミレニアル世代
- ゆとり・さとり世代
- 近年では、スポーツにちなんで『大谷世代』や『羽生世代』という世代呼びもあります。
アラフィフの筆者世代は、「就職氷河期世代」と呼ばれ、「仕事ができない」「かわいそうな世代」と揶揄されたこともあります。
「ゆとり世代」が登場した2000年代には、「ゆとり教育」の結果、子どもたちの学力が低下し、「冒険をしない」「競争心がない」世代を生んだとメディアでも大きく報じられています。
このように、特徴的な思考や行動を持つ世代を一括りにして「世代呼び」が多用されていることも、批判の的になる原因と考えられます。
SNSによる過度な情報発信
Z世代は情報を早く吸収できるため、ネット上での批判的な意見にも敏感です。また、顔が見えないSNSでは、世代に対する偏見が広まりやすいことも、否定的な意見が集まる原因と考えられます。
批判はネガティブなことではない
このようなZ世代に対する批判は、世間では悪いことのように思う人がいますが、
「批判=悪」
ではありません。このような意見が出るのは、Z世代の人たちを期待しているから。ただ、世代でひとまとめにして文句や悪口を言うのは、間違った行為(中傷行為)です。
メディアがZ世代という言葉を使っているからと言って、Z世代を下げるような批判的な意見は慎むべきでしょう。
このような世代間ギャップ、上手に乗り越える方法はあるのでしょうか。
世代間ギャップを埋める方法
「Z世代だからこうなんだ」と最初から決めつけた考え方を持っていると、歩み寄ることは難しいでしょう。彼らの1人ひとりが何を考え、何がしたいのかお互いに理解する気持ちが大切だと考えます。
Z世代の人は、職場に新しい成長をもたらしてくれると期待されている存在です。先輩方のサポートやアドバイスを真っ直ぐに受け止め、相手を理解し自ら学ぶ姿勢を示すことも必要です。
まとめ
なぜZ世代は「うざい」「使えない」「気持ち悪い」と言われるのか?言葉の裏に隠された意味を解説しました。
きっとZ世代よりもっと年上の方も、「今時の若者は~」と同じように批判を浴びてきたことでしょう。団塊世代であれ、Z世代であれ、そのような風潮は繰り返されているのだと感じます。
Z世代は、新しい価値観や文化を生み出す力を持っています。ひとまとめに「Z世代」を括る考え方ではなく、1人ひとりが持つスキルや特性を活かしていくのが、先行世代の役目ではないでしょうか。
世代に対する差別的な表現を使わず、円滑なコミュニケーションが取れる時代になっていくことを願います。ご覧いただきありがとうございます。