
メルスプランの価格改定が発表されていますね。
135万人以上が利用するメニコンの定額制コンタクトレンズサービス「メルスプラン」(※参照)。利用者の声を聞くと「高い」「無駄」「もったいない」といった否定的な意見も一部で見受けられています。
本記事では利用者の声を検証し、メルスプランはもったいないのか、料金価格を徹底調査しました。また、定額制のデメリットやお得な使い方を解説します。メルスプランの加入を検討している方は、デメリットを把握した上で入会することをおすすめします。
ぜひ、参考にしてくださいね!
(トップ画像引用:Menicon)
メルスプランはもったいない?料金を徹底比較
メルスプランは、2025年6月21日より一部のプランで月額費用を順次改定しています。(参照:公式ページ)ここでは、1DAY、2WEEK、ハードコンタクトの3種類に分けて、買い切り価格とメルスプランの月額を比較します。
それぞれのタイプのお得な使い方を見ていきましょう。
メルスプランタイプ | 相場価格 | 月額料金(※2025年改定後の料金) | メルスプランとの差額 |
1DAYメニコンプレミオ | 約5,758円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,270円/両眼 | +512円 |
1DAYメニコンプレミオトーリック(乱視用) | 約8,306円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,490円/両眼 | 1,816円お得 |
1DAYメニコンプレミオマルチフォーカル(遠近両用) | 約5,750円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,490円/両眼 | +740円 |
2WEEKメニコンプレミオ | 約1,140円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 3,300円/両眼 | +2,160円 |
メニコンZ(ハードタイプ)) | 約17,800円 (両眼2枚入り) ※amazon価格 | 2,970円/両眼 | 比較対象なし |
※相場価格は2025年4月現在の参考価格です。
上記のほかにも初回のみ、以下の入会金がかかります。
- 使い捨て・定期交換タイプ:3,300円
- 長期使用タイプ:5,500円
使い捨てタイプの場合は乱視用がお得!
メルスプランタイプ | 相場価格 | 月額料金(※2025年改定後の料金) | メルスプランとの差額 |
1DAYメニコンプレミオ | 約5,758円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,270円/両眼 | +512円 |
1DAYメニコンプレミオトーリック(乱視用) | 約8,306円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,490円/両眼 | 1,816円お得 |
1DAYメニコンプレミオマルチフォーカル(遠近両用) | 約5,750円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 6,490円/両眼 | +740円 |
※相場価格は2025年4月現在の参考価格です。
2025年6月の価格改定では、メニコンプレミオが330円値上げされ、その他の1DAYタイプが550円上がります。
使い捨てタイプでは、最もベーシックな「1DAYメニコンプレミオ」は、Amazon価格と比較すると、メルスプランの方が512円高くなります。一方で、乱視用はメルスプランにすると1,816円安くなるため、レンズの種類によってお得感に差が出る価格帯です。
そのため、使い捨てタイプの場合、毎日継続使用しない方や、眼鏡と併用している方はメルスプランに加入すると「もったいない」と感じてしまうでしょう。しかし、メルスプランは度数の変更も無料でできるので、視力の変化に柔軟に対応できる点がメリットです。

加入については、使う頻度によって慎重に判断しましょう。
2WEEKタイプは買い切り価格の方が安い傾向※注意点あり!
メルスプランタイプ | 相場価格 | 月額料金(※2025年改定後の料金) | メルスプランとの差額 |
2WEEKメニコンプレミオ | 約1,140円 (両眼1ヶ月分) ※amazon価格 | 3,300円/両眼 | +2,160円 |
※相場価格は2025年4月現在の参考価格です。
2weekタイプのメニコンプレミオは、6枚入りが1,710円で販売されています。1ケ月相当に換算すると両眼で1,140円です。メルスプランよりかなりお安く購入できます。
しかし、ネット販売では処方箋なしで販売されている商品もあるため、安全性に不安がある方はメルスプランで定期的に購入する方が安心です。また、コンタクトが破損しやすい人にもメルスプランはおすすめです。
汚れや傷がついたときは、追加費用なしで新品のコンタクトレンズに交換できるので、清潔に長く使いたい人にとってはおすすめのサービスといえるでしょう。
ハードタイプはメルスプランがお得
メルスプランタイプ | 相場価格 | 月額料金(※2025年改定後の料金) | メルスプランとの差額 |
メニコンZ(ハードタイプ)) | 約17,800円 (両眼2枚入り) ※amazon価格 | 2,970円/両眼 | 比較対象なし |
※相場価格は2025年4月現在の参考価格です。
長期使用タイプのハードコンタクトレンズ(メニコンZ)は、両眼2枚入りで17,800円で確認できましたが、処方箋なしの商品のため注意が必要です。長期使用タイプのメルスプランの加入の場合、1年ごとに新品のコンタクトレンズと交換できるので、くもりや汚れが気になった時に交換できる点がメリットです。
さらに、コンタクトレンズを紛失した時は、1枚5,500円の負担で新品のコンタクトレンズが購入できるため、単価の高いハードコンタクトを使用している方はメルスプランがおすすめです。

ご自身のライフスタイルに合わせて、価格面はしっかり検討しておきましょう。
メルスプランの定額制の5つのデメリットを解説
メルスプランの利用者のクチコミを見ると、「高い・無駄・もったいない」という声がありました。こちらの章では、このような声を分析し、メルスプランのデメリットを解説します。
定額制のデメリット①定期的な眼科受診が必要になる

(画像引用:Menicon)
メルスプランのサポート内容は、コンタクトレンズのタイプによって異なります。
『定期交換タイプ(2WEEK)』や『長期使用タイプ(ソフト・ハード)』は、1年ごとに新しいコンタクトが利用できるシステム。一方、『使い捨てコンタクト』の場合は、一度に受け取れるのは両眼約3ヶ月分までです。

(画像引用:Menicon)
メニコンでは、定期的な眼科健診を推奨しています。そのため、『使い捨てタイプ』のメルスプランの場合は、3ヶ月ごとの眼科健診が必要です。
眼科の検査料は月額料金には含まれていないので、別途料金がかかることを理解しておきましょう。
(画像引用:Menicon)
定額制のデメリット②交換していないのに月額料金はかかる

(画像引用:Menicon)
SNSでは、メルスプランの仕組みを勘違いしている方も見受けられました。
メルスプランって定期的にレンズを送ってきてくれるものだと思ってたら、レンズ受け取りに来てねみたいなショートメール来てたんだけどシステム変わったのか?(X)
メルスプランの月額費用は、サポート費用でありコンタクトレンズ代金ではありません。そのため、コンタクトレンズが手元に届いていなくても月額料金が引き落とされるシステムです。
システムを上手く利用するには、コンタクトがなくなりそうなタイミングで眼科を受診し、加盟店にて更新手続きをする必要があります。このシステムは、買い忘れの予防や度数の変更に対応するだけではなく、眼科の受診によって利用者が安全にコンタクトレンズを使用できるといったメリットがあります。
「まだ使えそうだから」「もったいないから」という理由で、決められた使用期間を超えてコンタクトを使用する誤った使い方を防ぐ意味でも、非常に重要なサービスと言えるでしょう。
定額制のデメリット③入会金は返金されない
メルスプラン加入時は、下記の料金を支払う必要があります。
入会金3,300円+2ヶ月分

ワンデーの場合なら、加入時に15,180円かかる計算になります
支払った入会金は、退会や契約解除をした場合でも返金されません。
しかし、店舗によっては以下のようなキャンペーンも実施中です。

(画像引用:Menicon)
MENICOiN(メニコイン)にたまったポイントは、dポイントや楽天ポイント、waonポイントなどに交換できます。

3,000円相当がポイントに還元されるので、実質0円で加入できます!
メルスプランを考えている方は、事前に店舗情報を確認しておくと安心です。(メルスプラン加盟施設検索)
デメリット④入会後1年間は解約できない
メルスプランは原則として、入会後1年間は解約できません。
さらに、初年度に自己都合で途中解約する場合は、解約金が発生します。
契約は1年間の継続を前提としており、退会の申し出がない場合は自動継続となります。また重要なのが、解約手続きはメールや電話では受け付けていないという点です。
退会する場合は、契約者本人が加盟施設に出向き、本人の署名が必要です。締め切り日は毎月20日ですので、退会希望日の前月20日までに申し出るようにしましょう。
上記のようなルールを知らないと、2ヶ月分の料金が無駄に引き落とされてしまう可能性があるため、注意してください。
デメリット⑤休会制度がない
コンタクトレンズが溜まってきたから、メルスプランを一度休会したい
という人もいますよね。残念ながら、
メルスプランには休会の制度はありません。
そのため、継続的にコンタクトレンズを使用しない方には向かないサービスと言えます。メルスプランを検討する際には、自身のライフスタイルとよく照らし合わせて入会の判断をしましょう。
メルスプランのお得な使い方
メルスプランのお得な使い方を見ていきましょう!
お得な使い方:『ケアプラス』を併用して使う

(画像引用:Menicon)
メルスプランを効果的に使うなら、ケアプラスと併用するのがおすすめです。コンタクトレンズは、レンズに付着した汚れを除去し、良好な状態を保てるように丁寧なケアが大切です。
メルスプランのケアプラスは、月額費用にプラス550円で、ケア用品が定期的に届きます。買い忘れを防ぐだけでなく、純正ケア商品なので安心して使えます。
お得な使い方:お子さまにおすすめ

(画像引用:Menicon)
2010年8月メルスプランは、公益社団法人全国子ども会連合会より、以下の子ども会推奨マーク対象商品の認定を受けています。
子ども達の健全な育成に
寄与するサービス
この認定は、コンタクトレンズの取り扱いが不慣れで、近視が進行しやすい子ども達にとって、メルスプランが適切なコンタクトレンズを提供するサービスとして高く評価されたものです。
大切な目の安全と健康を守るために、お子さまがいるご家庭はメルスプランを検討してみてくださいね。
お得な使い方:メルスプランがおすすめの人
メルスプランは以下のような方におすすめです。
メルスプランがおすすめの人
- コンタクトを買いに行く時間がない人
- 破損や紛失が多い方
- レンズの種類を色々と試したい人
- まとまった出費を避けたい人
- 眼の安全を重視したい人
- 常用的にコンタクトレンズを使用している人
メルスプランは、コンタクトを買いに行く手間を減らしたい方や、破損・紛失のリスクに備えたい方にぴったりのサービスです。一方で、眼鏡を併用している方など使用頻度が低い方には、コストパフォーマンスの面で注意が必要です。
そのため、ご自身のライフスタイルやコンタクトの種類に合わせて、無理なく続けられるかどうかを見極めることが大切です。
ルールを理解して検討を!
法律上、コンタクトレンズ購入時の処方箋の提出は必要ありません。そのため、ネット通販でも処方箋なしでコンタクトの購入が可能です。
しかし、合わないコンタクトレンズを使用し続けると、眼の不調や障害を引き起こす恐れがあります。あなたの眼の健康と快適なコンタクト生活を続けるためにも、メルスプランのルールを理解した上で加入を検討してみてくださいね!
ご覧いただきありがとうございます。
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