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木綿のハンカチーフの歌詞はひどいの?「女が悪い」を調査!

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木綿のハンカチーフという素敵な曲をご存知ですか?1970年代に大ヒットを記録し、まさに昭和の名曲と言われる作品です。

椎名林檎さんや、宮本浩次さん、YouTubeでは藤井風さんもカバーするほど、現代でも根強い人気があります。ネット検索していると、木綿のハンカチーフの歌詞に対して「ひどい」「女が悪い」という声が飛び交っていることを知りました。

めりも

筆者も久々にYouTubeで聞いてみましたが、なんとなく違和感が…。

そこで本記事では、木綿のハンカチーフについて世間の声を検証し、

  • 結局女と男どっちが悪いの?
  • 『木綿』の素材に意味はあるの?
  • アンサーソングが存在するって本当?

これらについて独自に深掘りしています。

太田裕美さんが歌う『木綿のハンカチーフ』

1975年12月21日に発売された『木綿のハンカチーフ』は、太田裕美さんが20歳の時に歌った4枚目のシングル曲です。翌年のシングルチャートでは150万枚を記録し、その年の第27回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。

歌詞は松本隆氏、作曲は筒美京平氏と、のちに多数のヒットソングを生み出す2人のタッグにより誕生しました。

木綿のハンカチーフの歌詞

木綿のハンカチーフは「地方から都会に出た男性」と「故郷に残された女性」の遠距離恋愛中の恋文のやりとり。

男性側が「僕」

女性側が「君」

と表現され、歌詞は1~4番まであり、男性目線、女性目線それぞれの恋愛模様が感じられる作品です。

めりも

物語調になっていて、情景が目に浮かぶような素敵な歌詞が魅力的ですよね。

木綿のハンカチーフのクチコミ調査

昭和時代は、名曲について語り合うことはあっても、今の時代のようにSNSが普及していなかったので皆さんが楽曲に対してどのような見解を持っているのか知る術がありませんでした。Web上には木綿のハンカチーフに対して「歌詞がひどい」「女性が悪い」など、多くの意見が見受けられました。

「ひどい」「女が悪い」「男が悪い」というクチコミを見ていきましょう!

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「ひどい」という声

「ひどい」声だけではなく、「怖い」といったクチコミも

「女が悪い」という声

「男が悪い」という声

木綿のハンカチーフの歌詞について、「女が悪い」とする意見がある一方で、「男が悪い」といった声もあり、意見が分かれているようですね。作品の歌詞から「悪い」と言われる理由を検証します。

女性目線からの考察

1~4番の歌詞を女性目線から考察します。(※ここからの考察はあくまで筆者独自の見解です。)

1番:都会からのプレゼントは何もいらない。欲しいものはない。ただ田舎に帰ってくるのを待つ

2番:流行りの指輪なんていらない、とにかく早く帰ってきて欲しい

3番:あなたの写真には見向きもせず、からだにだけは気を付けて欲しいと願う

4番:最後だけ「木綿のハンカチーフ」が欲しいと物をねだる

女が悪いと言われる理由①いいえ、いいえと否定ばかり

1番~3番の歌詞の中には、

【1番】いいえ あなた私は欲しいものはないのよ

【2番】いいえ 星のダイヤも海に眠る真珠も

【3番】いいえ 草にねころぶあなたが好きだったの

(※本記事の歌詞はUta-Netから引用しています。参照URL

「いいえ」の否定が目立ちます。

  • 男性「君への贈り物を探しているよ」→女性「いいえ」
  • 男性「都会で流行りの指輪を送るよ」→女性「いいえ」
  • 男性「スーツ着たぼくの写真を見て」→女性「いいえ」

このように文字に起こすと、拒否感が強まりますね…。男性が都会に旅立ち遠距離恋愛中の手紙で、彼女から全否定されてしまい「女性が悪い」といった意見が出ているようですね。

男性側からすれば、都会に行った自分が見捨てられているように感じます。

女が悪いと言われる理由②彼の活躍を期待していない

【1番】都会の絵具に染まらないでかえって

【3番】草にねころぶあなたが好きだったの

歌詞から分かるように、彼に対して、「田舎にいるあなたが好き、変わらないで」といった想いが強すぎて、彼の活躍を全く期待していない点が気になります。

彼がスーツの写真を送るのは、仕事の頑張りを褒めて欲しいという彼の思い。しかし、これを「いいえ」と全否定しまうのは、彼を応援する気持ちが微塵も感じられないようにも見えます。

その結果、「女が悪い」と考える男性もいるでしょう。

「草にねころぶあなたが好きだった」=「今のあなたは好きじゃない」と、今の自分を受け入れてもらえていない状況に、もどかしさを感じます。

女が悪いと言われる理由③自分の要求ばかり

【1番】
欲しいものはないのよ
ただ 都会の絵具に
染まらないで帰って

【2番】
星のダイヤも 海に眠る真珠も
きっとあなたのキスほど
きらめくはずないもの

【4番】
あなた 最後のわがまま
贈り物をねだるわ
ねえ 涙拭く
木綿のハンカチーフ下さい

欲しいものはないと言っておきながら、

  • 都会に染まらないで
  • 田舎に帰ってきて欲しい
  • 涙を拭く木綿のハンカチーフを送って

自分の要求が多すぎる点も、女が悪いと思われる理由のひとつ。シルクや絹のハンカチではなく、あえて『木綿』を指定してきている点も疑問符が浮かびます。

男性目線からの考察

1番:男性が都会に対する憧れと期待感を持って旅立つ

2番:都会に出て彼女に会えず半年が過ぎる。彼女のために流行りの指輪を贈りたい

3番:田舎にいる頃と違うスーツを着た自分の姿を見て欲しい

4番:君に別れを告げる。こんな変わっていく自分を許して

男が悪いと言われる理由①都会の生活にかぶれ過ぎ

【2番】
都会で流行りの 指輪を送るよ
君に 似合うはずだ

【3番】
見間違うような スーツを着た
ぼくの写真 写真を見てくれ

【4番】
恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して

1番の歌詞の中には、旅立つ時の心情やこれから新しい生活が始まる期待感が感じられますが、2番以降は男が都会の生活にかぶれ、染まっていく様子が見てとれます。彼女を残して都会へ出て行って、結局故郷も彼女も捨ててしまう身勝手な男性に対して「男が悪い」と思う人もいるでしょう。

男が悪いと言われる理由②彼女の気持ちに寄り添っていない

都会に出始めた時は、「欲しいものを探してやる」と言っておきながら、勝手に流行りの指輪を送り、自分のスーツ姿の写真を見てくれと、一方的に男性側が要求を押し付ける姿に批判的な意見が集まっているようですね。

田舎で暮らす彼女の気持ちに寄り添わず、都会に染まってしまい半年も彼女に会いに行かない人に対して、「ひどい」と思う方もいるでしょう。

男が悪いと言われる理由③彼女を見下すような表現

3番に、このような歌詞があります。

【3番】
恋人よ いまも素顔で 
口紅も つけないままか
めりも

都会の女性は、口紅を付けて素敵な洋服で着飾り、田舎で暮らす君とは違うよと言わんばかりの歌詞ですよね。

口紅すらつけずに素顔で田舎で暮らす彼女に対し、見下すようなひどい表現が批判を集めています。

  • 完全に田舎をバカにしている
  • 田舎で頑張っている人からしたらひどい内容

だと、SNSにも声があがっていました。

女性を擁護する声

女性の気持ちを擁護する声もありました。

女性を擁護する声

  • 一途に彼氏を想い続ける姿がいじらしい
  • 彼氏だけ都会に行って置いていかれた感もあるのでは
  • もし彼氏が地元にいたら、彼の変化をここまで拒まなかったのでは?

自分の知らない土地で活躍する彼にうらやましさもあり、不安が募ったのでは?と女性を擁護する意見がありました。

男性を擁護する声

一方、男性側に共感する声もありました。

男性を擁護する声

  • 自分の意見を曲げない彼女に振り回されてかわいそう
  • 円満に別れたかったのに涙を拭くハンカチを要求されて怖い
  • 何を提案しても拒否され続けてしんどい

男と女、結局どっちが悪いの?

女性側、男性側どちらの意見も、それぞれの立場に立って考えると、納得できる部分が多いですよね。ネットにはどちらともいえないという声もありました。

木綿のハンカチーフはそれぞれの言い分があるにせよ、女性が悪い、男性が悪いと、どちらかに原因がある訳ではありません

  • 都会に行って変わっていく彼氏
  • 田舎でずっと彼を待ち続ける彼女

変化を求める男性と、変わらないことを大切にする女性の、恋愛観にズレがあったのも否めません。お互いに進むべき道が違い、恋文の中ですれ違いが生じたのでしょう。

時代背景も関係している

「女が悪い」というクチコミは、楽曲の時代背景が関係していると考えます。木綿のハンカチーフが発売されたのは昭和50年代

まさに昭和の古き良き古風な女性が生きてきた時代です。当時の女性は、積極的にリーダーシップをとれる社会ではなく、恋愛に対しても「受け身」の女性が多く存在していました。

当時ヒットした楽曲の中には、以下のような歌詞があります。

あみん「まつわ」
・・・他の誰かに振られる日まで待つわ

石川ひとみ「まちぶせ」
・・・自分から言い寄ったりしない

このように、恋愛に奥手な姿が表現されています。ですから「木綿のハンカチーフ」に登場する女性も、芯が強くまじめで、外で働く男性をひたすら待つ昭和の時代の女性がモチーフになっていると考えます。

「木綿」のハンカチーフに意味はあるの?

【4番】
あなた 最後のわがまま
贈り物をねだるわ
ねえ 涙ふく 木綿のハンカチーフ下さい

4番の歌詞にあるように、女性は最後に涙をふく「木綿」のハンカチーフをくださいと言っています。ネット上には、

くちこみ

  • なぜシルクや絹のハンカチじゃないの?
  • 都会を拒む女性が、なぜハンカチーフというハイカラな言葉を使うの?

といった声もありました。シルクやレースなど高級品のハンカチではなく、「木綿」のハンカチーフ下さいと言ったところに、作詞家松本隆氏の意図があると考えます。

「木綿」は1人故郷の田舎に残り、学生時代のまま変わらない女性を表した言葉。庶民的なイメージのある「木綿」に都会的なハンカチーフといった言葉を組み合わせて、

悲しい別れ

を想像させています。。

「木綿」のハンカチーフを下さいと伝えたことで、彼女が別れを受け入れたのだと思うと、歌詞の奥深さに引き込まれますね。

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令和の若者たちに突き刺さる作品

木綿のハンカチーフの歌詞を読み解くと、時代背景や昭和の恋愛観などが甦る世代もいるでしょう。令和の若者たちには、当時の恋愛模様にギャップを感じながらも、こころに突き刺さる歌詞ではないかと思います。

「木綿のハンカチーフ」は、LINEなどですぐに連絡ができず、交通手段も少なくなかなか会いに行けない時代の作品です。当時の恋愛事情や価値観の違い、心の葛藤を表した作品として、現代の若い人達が意見を交わし、語り継がれていく名曲であると言えるでしょう。

アンサーソングも存在していた!

2023年8月に放送された、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん/歌がうますぎる昭和の歌手紅白ベスト10』の放送の中で、太田裕美の名曲「木綿のハンカチーフ」に、続編ともいえるアンサーソングが存在したという事実が紹介されています。そのアンサーソングは、

約半年後の1976年6月に発表された
『赤いハイヒール』

『赤いハイヒール』の歌詞には、先に上京した男性を追って都会で暮らしはじめた彼女の変化が描かれているそうですよ。

『赤いハイヒール』は以下の記事で紹介していっます。

めりも

とても興味深い内容ですね!

まとめ

木綿のハンカチーフの歌詞は「ひどい、女が悪い」と言われる理由を調査しました。ひどい、女が悪いといった声がありますが、歌詞を考察した結果、男女どちらが悪いと言い切ることはできません。

昭和の古き良き時代の恋愛模様を写した作品として、昭和世代の方だけではなく、令和の若者もとても引き込まれる歌詞であることは間違いありません。だからこそSNSやネット上で意見が飛び交っているのです。

木綿のハンカチーフしかり、昭和を時代背景としたアニメやテレビドラマが未だに愛されているのは、スマホがない時代だからこそ、もどかしい恋愛描写に若者が興味を示しているのではないのでしょうか?「木綿のハンカチーフ」を考察して、相手の気持ちに寄り添う大切さを学べる機会になって欲しいですね。

ご覧いただきありがとうございます。

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