「45RPM」や「45R」というブランド名をよく見かけますよね。これらの名前には特別な意味があるのでしょうか?
さらに、注目すべきは45RPMを着ている芸能人が多いということ。しかし、一部の人たちからは「ダサい」と評されることもあるようです。
本記事では、45Rと45RPMの違いを解説し、ダサいと評価される理由や45RPMを着ている芸能人について深堀りします。
(トップ画像引用:45R)
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45Rと45RPMの違いを解説
45Rと45RPMの違いを解説します。
45RPMの歴史
「45R」と「45RPM」の違いを語る上で欠かせないのが、「45RPM」の歴史です。早速、「45RPM」の歴史を辿っていきましょう。
「45RPM」は1977年にスタートした日本のファッションブランドです。当初の「45RPM」ではレディース向けとして
「古き良きアメリカの服」
をコンセプトにポップで可愛らしいアイテムを展開していました。当時インディゴ染めが主流であったデニム界で、はじめて「藍染」の技術を取り入れたのが「45RPM」ブランドだと言われています。
この藍染の技法は日本古来の染色方法であり、独特の風合いや色合いを生み出します。この革新的なアプローチにより、「45RPM」はデニム界で注目を浴びることになりました。
80年代には、チェッカーズのメンバーの衣装をプロデュースしたことで「45RPM」の名が世間に広まりました。
45RPMの由来
45RPMという名前は『45 Revolutions Per Minute』の略で、レコード盤の回転数に由来しています。擦り切れるまで聞き込まれるレコードのように、
長く着込まれる服でありたい
という想いが込められています。
さまざまなブランドが登場
45RPMは、歴史とともにさまざまなブランドを展開してきました。
- 45RPM BOYS
- NORTH MARINE DRIVE
- 45RPM&
- R by 45RPM
- Umii908
- 45′ AI INDIGO
現在、上記のブランドは「45R」に統合されています。このような独自性の高いブランドは、古着市場でも高値で取引されることもあり、現在でも多くのファンから根強い人気があります。
だから今でも45RPMのブランド名が残っているんですね!
「45R」は現在のメインライン
1977年にスタートした「45RPM」は、さまざまなブランドが統合・一本化され、再びシンプルなブランド名「45R」として現在のメインラインとなりました。
他のアパレルメーカーが複数のブランドを展開している中で、45Rは単一のブランドにしぼることで差別化を図っています。このような「45R」の戦略は、ブランドのアイデンティティやコンセプトを一貫して伝えることができ、ブランドに対する信頼性が高まります。
45Rと45RPMのコンセプトに違いあるの?
45Rと45RPMの違いはなく、コンセプトを継承した形で45Rに統合されています。現在の「45R」は、過去のアメカジテイストより「和」のイメージが強くなっています。
現在の45RPMは、独自の染色技法や刺し子など日本の伝統工芸を現代のファッションに取り入れ、魅力的なブランドへと進化しています。
横表記の「R」にも意味があった!
(画像引用:45R)
45Rの「R」の文字が横に向いているのが気になりませんか?
実は、この横表記にもきちんとした理由があります。ブランド名の「R」には、
- Rising Sun(昇る太陽)
- Refresh(気分転換)
といった意味が込められています。さらに、「R」を横に寝かせて表現することで「スリーピング」のイメージが生まれます。
この表現は、ブランドの安定感や地域へ根差した姿勢を表しています。
45R・45RPMを着ている芸能人は?
ここまでは45Rと45RPMの違いについて解説しました。現在は45RPMというブランド名はなくなり、「45R」という名前で統一されています。
45Rや45RPMを着ている芸能人も多く、インスタやツイッターのSNSなどでもプライベートで着用されている姿が確認されています。
45Rを着ている芸能人
- 木村拓哉さん
- 綾瀬はるかさん
- 北川景子さん
- 石原さとみさん
- 新垣結衣さん
- 佐藤健さん
- 中村倫也さん
- 吉沢亮さん
- 浜辺美波さん
- 永野芽郁さん
- 石田ゆり子さん
80年代にはチェッカーズの衣装に採用され、プライベートでも45RPMを着ている芸能人として注目され、一気に国内でも話題を呼びました。また、木村拓哉さんはデニムアイテムを好んで愛用しているそうですよ!
45R・45RPMを着ている芸能人は男女問わず、幅広い年齢層の方から愛されていることが分かります。
【テレビドラマでの衣装】
ドラマでも、45R・45RPMを着ている芸能人が多く確認されています。
ナイトドクター | 波留さん |
監察医朝顔 | 上野樹里さん |
知らなくていいコト | 重岡大毅さん |
掟上今日子の備忘録 | 新垣結衣さん |
このように、テレビドラマの衣装としても頻繁に登場し、登場人物のキャラクターの個性を引きたてています。
ドラマで着ている芸能人は、20代〜30代の層が多いですね。
ダサいと言われる理由を検証
このように、45R・45RPMを着ている芸能人も多いのですが、一部の人からは、
- ダサい
- 高い
- 着こなせない
- 似合わない
といったマイナスの評価もついています。なぜこのような低い評価がついているのか、その理由を検証します。
ゆったりシルエットが多い
(画像引用:45R)
45Rは、カジュアルなスタイルを重視したゆったりシルエットが特徴的です。そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場には適していない、と感じられるかもしれません。
通勤アイテムとして毎日着用するアイテムが少なく、このようなマイナス評価がついていると思われます。
45Rは個性的なアイテムが多いので、カジュアルな場面でのスタイリングを楽しんでみてくださいね!
高くて買えない
低評価の中には、
- 45R私には買えない値段だわ…
- 45Rの服、買いたくても高くて買えない
このような声もいくつかありました。45Rのアイテムは、品質とクオリティーにこだわり、職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られているため、価格にはそれらの工程や労力が反映されています。
また、45Rは、長く愛用することを目指して作られています。
45Rを手に入れた際には、その価値に見合った満足感を得られるでしょう!
宣伝効果が薄い
45Rは、CMなど派手な広告や大規模な宣伝活動をしていません。そのため、知名度が低いと思われることもあり、一部の人からダサいブランドといった評価が寄せられることもあります。
しかし、45Rは口コミやファンの支持によって広まってきたブランドであり、コアなファンが多く存在しています。現在では、インスタやツイッターなどSNSでも積極的に情報発信をしており、ブランドの魅力を伝えています。
45Rは宣伝手法にこだわらず、長くアイテムを愛するファンがいる点も魅力のひとつと言えるでしょう。
年齢を気にする声も
Yahoo知恵袋には、年齢層を気にする声も見受けられています。
45RPMというブランドはどれくらいの年齢の方向けですか?(参照URL)
45RPMってカジュアルで若者向けかと思うのですが、どの世代に一番人気なのですか?(参照URL)
このように、ブランドの年齢層がはっきりしない点もダサいという評価につながっているのでは?と考えます。しかし、45Rは特定の世代に限定されず、幅広い年齢層の方々に人気があります。
人気の秘密については、この次の章で詳しく解説します。
45Rに秘められた魅力
筆者は、多くのファッションブランドの記事を執筆するWebライターであり、さまざまなブランドについて取り上げてきました。その中でも45Rは他のブランドに比べて、多くの魅力を秘めていると感じています。
以下に、筆者が感じた45Rの魅力をご紹介します。
すべて自社製作によるこだわり
(画像引用:45R)
45Rでは、製品の企画、製造、販売までを自社で行っています。デザイナーたちは、ひとつひとつの製品にものがたりを込めて、登場人物を思い浮かべながら服に落とし込み、企画を組み立てます。
縫製工場で大量生産されるアパレルブランドが多い中で、一着一着丁寧に作り込まれる洋服は貴重なブランドです。45Rは、他にはないものをつくるという「ないものづくり」という姿勢で取り組んでいるそうですよ。
藍染職人による伝統技術
(画像引用:45R)
素材の選定から縫製、染色まで全ての工程においてもこだわりを持って取り組んでいます。例えば、藍染シリーズでは、日本全国にいる藍染職人が手掛けた独自の技術と伝統的な染色法を駆使し、深い色合いのある服を生み出しています。
オリジナル生地の開発
(画像引用:45R)
「ギマニット」などのオリジナル生地の開発にも力を入れています。
ギマニットとは?
ギマニットとは、コットンの糸をこんにゃく糊でコーティングし、麻のような感触を出した「擬麻」という繊維であり、軽くて着やすく、洗いあがりもシワになりにくいという特徴があります。
コットンのカシミヤと呼ばれる新たな生地、「超ガーゼ」も注目されていますよ。
カジュアルなのに品があるデザイン
45Rのデザインは、ブランド立ち上げ当時から井上保美さんが担当しています。「大人になったら着たい服」という書籍で掲載されると、「カジュアルなのに品がある」、「カッコいいのに女性らしい」と人気を呼び、たちまち45Rが注目されました。
「Yasuminate」では、井上保美さんの素敵なコーデが紹介されていますよ!
(画像引用:45R)
大切な服を永く楽しむ姿勢
(画像引用:45R)
45Rでは、洋服を永く愛用してもらえるように、「満足工房」というサービスを提供しています。
手直し・寸法直し・ランドリーなどさまざまなメニューを用意しています。大切な服を永く楽しんでもらうという45Rの姿勢は、他のブランドにはない魅力です。
ユニセックス商品の展開
(画像引用:45R)
45Rでは、ユニセックスの商品を展開しています。このような取り組みは、ジェンダーの多様性に対する社会の関心が高まっている現代において、多くの人々から支持される要素となっています。
45Rは男性と女性がともに楽しめる、高品質で個性的なアイテムが揃います。ぜひ、商品を覗いてみてくださいね。
公式ページオンラインストアはこちら
海外からも高い評価
45Rは、2000年初の海外進出となったニューヨーク店を皮切りに、パリや中国、香港などにも出店しています。2017年には、クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)から、最大8.2億円の出資を受けました。(参照:ファッションスナップ)
こちらのニュースはファッション業界を激震させ、丁寧な服づくりをする日本ブランドとして海外に認知されたことも大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ
「45Rと45RPMの違いを解説|着ている芸能人は?ダサい評価はあるの?」というテーマに沿って解説しました。現在の「45R」は45RPMの統合が進み、幅広いブランドがひとつに統一されています。
コンセプトも継承されているため、45Rと45RPMに違いはありません。
45Rは派手な宣伝活動を行わないため、一部の人々からは魅力に気付きにくいという評価もありますが、その裏には自社製作へのこだわりや、大切な服を永く楽しむ姿勢があります。
一部のダサいといった低評価に影響されることなく、オンラインストアを覗いたり、実店舗に足を運んでみたりして、45Rの魅力を自身で感じてみてくださいね!
ご覧いただきありがとうございます。